【講義概要】
経済活動は生産と流通、消費の3要素で成立している。そのなかの流通は、生産者により生産された製品が消費者によって消費されるまでの一連の過程のことであり、生産と消費の懸隔を架橋するという重要な役割を果たしている。
本講義では、百貨店やコンビニエンスストア、ショッピングセンターなど、身近にある小売業の事例から、流通および流通システムの現状を学修する。
*経営情報学科19C生は『流通システム(通年)』の後半分(秋学期)として開講する。
【学習到達目標】
・流通論に関する基本的な概念や理論について理解できている。
・経済活動を、生産と流通、消費の広い視点で観察することができる。
・流通システムが抱えている課題を理解し、論理的思考力でこれからの流通を考えることができる。
【履修上の注意】
【受講姿勢について】
・ 出席が 11 回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える。
・ 自筆のノートを作成すること。
・ 他の受講生の妨げになる行為であると判断した場合は、都度、成績評価点より減点する。
【授業の進め方について】
・ 講義の都度、理解度合いを確認するための振り返り小テストを実施する。
【事前準備学習】
日頃より、流通に関する事柄に興味を持ち、調べ学習をすること。また、前講義の復習をおこない、振り返り小テストに備えること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『1からの流通論』 石原武政・竹村正明 碩学舎 2008 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験 70%、授業への取り組み姿勢 30%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 春学期講義の振り返り 流通とは | |
2 | 百貨店と総合スーパー | |
3 | 食品スーパーとCVS | |
4 | ディスカウント・ストアとSPA | |
5 | 商店街とショッピングセンター | |
6 | 変化する流通構造 | |
7 | 小売業態とは何か | |
8 | 日本型取引慣行 | |
9 | 流通系列からの脱却 | |
10 | ロジスティクス | |
11 | 売買集中の原理と品揃え形成 | |
12 | 商業の外部性と商業集積 | |
13 | 投機的流通から延期的流通へ | |
14 | 生産と流通の分業関係の変化 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |