【講義概要】
国際語である英語でのコミュニケーションが必須の時代であるが、日本人には次の問題点があり海外の人々に意思が通じ難いと言われている。
1. 外国との文化・習慣の違いを理解せず日本的なやり方・考え方のみを押し通す。
2. 日本語の影響でカタカナ英語である。
この2点を考慮して、ビジネスにおいて相互に理解しあえるコミュニケーション能力の向上を目指した授業を行う。
具体的には、下記の内容で進める。
1) 異文化コミュニケーションや国際ビジネスマナーを紹介する教科書をベースに日本の習慣との違いやビジネスシーンでの慣用表現等も理解して国際ビジネスの基本的な考え方を学習する。ただ異文化理解に絶対的な正解はなく、皆でディスカッションもしていきたい。
2) 日本人的発音の問題点が何かを理解しながら、コミュニケーションに最も重要な聴く力を強化する為、リスニングやディクテーションを実施する。
以上の内容で、ディプロマポリシーにある英語圏の文化・価値観の知識の獲得及び英語の特徴の理解を深めるものである。またカリキュラムポリシーの社会人基礎力を身に着けることを目指している。
【学習到達目標】
ビジネスにおいて英米と日本の考え方や習慣の違いを理解し、また誤解されやすい日本語的発音がなにかを会得する。同時にビジネスに必要な語彙、表現についての知識を深める。これにより海外の人々との積極的なコミュニケーションの事前準備ができる。
【履修上の注意】
授業時間中の学習に集中するため、携帯の使用、授業に無関係な私語やパソコンの使用を許可しない。
授業は春と秋の両方の学期で開講されるが、どちらか一方しか単位認定は行わない。
【事前準備学習】
新聞やインターネットで、テーマに関連した記事を見てください。
授業内容により興味を持つことができます。
詳細は授業中に説明します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『Global Understanding 異文化理解と国際ビジネス』 宍戸真 Bruce Allen 成美堂 2012年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
まとめテスト(60%)、小テスト、授業参加態度等(40%)を総合して評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス、コミュニケーションについて | |
2 | ビジネスマナー:ボディーランゲージ | |
3 | ビジネスエチケット | |
4 | 個人主義と集団主義 | |
5 | 海外で働く | |
6 | 言葉やカルチャーショックとうまくつきあう | |
7 | 接待と友情 | |
8 | 交渉:文化の違い | |
9 | 両者が満足いく交渉 | |
10 | アメリカと日本のビジネス― 実例 | |
11 | マーケティング、広告、配送 | |
12 | 雇用制度の変化 | |
13 | 国際ビジネスにおける信頼の確立 | |
14 | ビジネスと法:海外訴訟 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |