【講義概要】
2003年の訪日外国人旅行者倍増計画およびビジット・ジャパン・キャンペーンを契機として,2007年には観光立国推進基本法の施行,観光立国推進基本計画の策定など,近年,地域経済活性化の取り組みの一手段として観光産業が熱い視線を集めてきており,その振興がクローズアップされることが増えています。観光産業は一般的に労働集約的であるため,地域の雇用吸収の貴重な受け皿としても期待されています。この授業では,観光関連産業への就職希望者や観光行政・観光振興の将来的な担い手を念頭に,業界で求められる最低限の知識を備えた人材の養成を目指し,短い動画も織り交ぜつつ観光ビジネスの奥深さと面白さを学びます。当科目は,英米語学科ディプロマ・ポリシーにおける問題解決のための思考力・判断力を養成するための科目,カリキュラム・ポリシーにおける観光業や航空業などへのキャリア形成を応援するビジネス系科目として位置づけられます。
※COC地域志向型科目
【学習到達目標】
・観光ビジネスの現状と課題を把握し,問題解決のための自分なりのアイデアを提案できるようになる。
・企業がどのようにして観光で収入を得ているのかを学習する。
・観光ビジネスにおける経営戦略を説明できるようになる。
【履修上の注意】
・旅行やホテルといったホスピタリティ産業への就職希望者を念頭に,総論にとどまらず業務知識やノウハウなども紹介し,業界の「即戦力」となる人材の養成につながるような授業をしていきたいと考えています。
・この授業では,レポートや発表など数多くのアウトプットの機会を設けています。したがって,受講生には受け身の態度ではなく能動的に行動・学習できることが求められます。特に,学外で研修等を行う際には,事前に訪問先について各自で調べておきましょう。地域フィールドワークの実施日は変更になったり,週末(土日)開催になったりする場合があります(実施日は1ヶ月以上前に連絡します)。
・この授業は,演習科目のため毎回グループワークを行います。したがって欠席回数が3回を超えると失格となりますので,注意しましょう。
【事前準備学習】
・この演習では,授業の前にテーマが与えられます。事前に予習しておきましょう。
・記入したシートへのフィードバックコメントを確認し,どうすればより適切にまとめられるのかを考えましょう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『インバウンドと地方創生』 大薮多可志 海文堂出版 2017 |
参考書 | 『地域振興と観光ビジネス』 JTB能力開発 JTB能力開発 2008 『観光のビジネスモデル』 高橋一夫 学芸出版社 2011 『旅行ビジネスの本質―観光・旅行・航空の日英比較』 小林弘二 晃洋書房 2007 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎回の授業で課すレポートと与えられたテーマに関する発表をもとに評価する。
・小レポート(10回実施:テーマは授業で指定する) 20%
・授業への取組状況(積極性;質問やコメントなど) 20%
・研究発表(グループ:テーマは授業で指定する) 20%
・研究発表(個人:テーマは授業で指定する) 40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | グループ研究発表テーマと発表計画の決定 | |
3 | 研究発表(グループ①) | |
4 | 研究発表(グループ②) | |
5 | 研究発表(グループ③) | |
6 | 研究発表(グループ④) | |
7 | 研究発表(グループ⑤) | |
8 | 地域フィールドワーク(地域観光ビジネスにおける外国人旅客対応を学ぶ) | |
9 | 個人研究発表テーマと発表計画の決定 | |
10 | 研究発表(個人①) | |
11 | 研究発表(個人②) | |
12 | 研究発表(個人③) | |
13 | 研究発表(個人④) | |
14 | 研究発表(個人⑤) | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |