【講義概要】
本講義では、世界のさまざまな文化的背景をもつ人々が、一緒に生きる社会で、人々が、どのように生きてきたのかを見ていく。特に、個人が持つ文化的特徴が、個人の移動等による生活環境の変化に伴い、どのような変化を遂げるのかを、クレオール(土着化による文化変容)化を観察することによって考察していきたい。
対象とするのは、ディアスポラにある人々、移民として他国に渡った人々、文化的支配を受けた人々等である。
文化的変容が、どのような環境で、何を条件にして起こっていくのかを、事例を見ながら分析を行っていきたい。
【学習到達目標】
文化の多様性及び多様化に対する理解を深める
【履修上の注意】
講義に積極的に参加する姿勢が必要になります。レポート課題が数回あります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 用いない。必要時に資料を配布する。 |
参考書 | 必要時に提示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験およびレポート課題提出(レポート課題の提出についての評価基準は、初回の講義にて説明するので注意すること)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義「文化変容」について | |
2 | 移民国家アメリカ: | |
3 | 文化の坩堝:「アメリカ文化」 | |
4 | 交易都市マラッカに見る民族融合 | |
5 | 土着変容化した民族:「プラナカン」、「ニョンニャ」 | |
6 | 民族の混合;キューバ | |
7 | 民族音楽融合:「クバトン」 | |
8 | 海外在住中華系の人々:華僑 | |
9 | 海外在住日本人:日系人 | |
10 | ディアスポラと土着化:「ニッケイ社会」 | |
11 | 日本社会の多文化性と文化的変容 | |
12 | 文化の交流地沖縄:「琉球と沖縄」 | |
13 | 日本文化のグローバル化:「日本食」、「日本文化」 | |
14 | 考察:文化の土着化と文化的変容 | |
15 | 総括 | |
16 | 定期試験期間 | |