名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限実践中国語2秋A名古屋 13黄 名時WY3308

【授業情報】

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講義概要

 この講義は、春学期開講の 「実践中国語1」につづく授業である。
 
 これまで学習して修得した中国語の知識とスキルをさらに発展させていく。ただし、急に難しい中国語の勉強になる訳ではないので心配は無用である。中国語をより深く理解し、発音にいっそう磨きをかけて、いろいろな場面で実際に役立つ実践的中国語の知識とスキルを修得することを目指す。

 本講義の目標は、中華圏の国々を訪れる学生が、中国人とのコミュニケーションを少しでも円滑に進めることができるように、その中国語の知識と会話スキルを高めることにある。郵便局・観光地・空港・ホテル・デパート・コンビニ・書店での会話など身近な話題を中心に、現地の様々な場面を想定した中国語コミュニケーションが展開ができる語学能力を養成する。

 授業のレッスンでは、語彙を増やしながら、多様な文にふれて基本的な中国語の理解を深め、また会話体の文の発音練習を重ねることによって、基本的な日常会話の知識やスキルを修得できるようにする。

 テキストを用いての授業であるが、一方的な講義形式ではなく、受講者に積極的に授業参加してもらいたい。文法説明は基礎的なものにも配慮して行う。発音練習は特に重点を置いて進めるので、しっかり取り組んでもらいたい。学生から質問があれば教室の雰囲気が高まるので遠慮せずに質問してもらいたい。

 教室では状況を見て、学生のそれぞれのレベルに合わせて、直接中国語を使った会話トレーニングを随時進めることも視野に入れている。

 言語コミュニケーションを行うには正確な言語理解が必要となる。テキスト以外の教材・資料等により、言語コミュニケーションに欠かせない中国の社会や文化などの知識も身につけていく。 

 また中国の社会事情や現況の把握のために、折を見てVTRなどのビジュアル教材も取り入れていきたい。

 この講義を通して、受講生が大陸中国とそのことばに対する理解を深め、実践的な中国語の語学力が得られることを目標とする。



【学習到達目標】

 3年次後半の配当科目であることを踏まえ、卒業後に社会で実際に役立つ中国語の実践力を身に付けることを目指す。

 音声面では、様々な場面を想定しての会話のパターンを知り、リスニングや口頭表現の力を付ける。
 
 また、書かれた中国語の理解力についても、様々な場所で目にする文章内容にできるだけ広く触れ、内容を把握する力を養う。「実践中国語1」に続いて、中級語彙3000語程度を獲得することを目指す。

 半期の講義で各受講生が中国語の実践の基本を習得し、中国語の読解力をアップさせ、かつ中国人とのコミュニケーション能力が少しでも向上することを目標とする。



履修上の注意

 辞書を調べると中国語の面白さがぐんと増す。語学学習は何よりも積極性が大切である。

 授業中はもちろん、授業の前後など機会をとらえて積極的に質問してほしい。

 受講生は日頃よりヒアリング能力を高めるために中国語のCD録音などを聴いて耳を慣らし、ネイティブの教員や中国人留学生らと積極的に中国語を用いて会話をすることを望む。

 また、常日頃より中国に関するニュース情報に留意し、積極的に中国事情について知識を増やしておくことも必要である。

 中国語のダイアローグ実践を通して、その言語の根底にある発想の違いを学び、一人一人が異文化に対する理解を深めてもらいたい。



【事前準備学習】

 毎回の授業範囲を予習し、あらかじめ辞書を使って下調べをしておくこと。

 事後学習として、その日のうちに学習した内容を一度おさらいしておくことが求められる。

*東京オリンピックが2020年に開催される。訪日観光客年間4000万人を目標とする中、その大半は中国・台湾・香港などの中国系の人びとが見込まれる。今日、日中間で摩擦が起きるのは、とりもなおさず両国関係の深さの裏返しの現れである。

 日頃の学問の中で、日中の言語、文化、歴史、地理、民族、民俗、思想、文学…など、いろいろな関心対象の学習に、「実践中国語」で修得したものを活用してほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『漢語街』 黄名時、高瀬利恵子、角屋明彦 白帝社
 各課では学習者の身近な日常生活をテーマとして、自分の体験や考えに基づいて積極的に発言し会話できるように工夫をしている。サスペンスストーリーやユーモアを織り交ぜ、単語や発音に関するクイズなども多数取り入れてある。  また、シリーズの「文化ガイド」では中国事情を紹介するコラムを設け、中国を身近に感じ、言葉や語彙、文化について総合的に楽しく学べるようにしている。
参考書『中国語会話 ―初級―』 林柳烟、黄名時 晃洋書房
『霜紅 中国語会話 中級』 林柳烟、黄名時 晃洋書房
『中国語故事』 黄名時、黄當時 晃洋書房
『中国語読本』 黄名時、黄當時 晃洋書房
『中文課本 己』 黄名時、黄當時 晃洋書房
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 平常の授業態度・小テストと期末試験の総合評価で判定する(平常点50%、定期試験50%)。

 出欠は教室のCCSカードリーダー・システムで集計するので、受講生は必ず学生証を携帯し自己責任で管理すること。

 公欠・病欠以外の自己欠席は認めない。遅刻3回で欠席1回とする。15分以上の遅刻・早退は欠席扱いとなる。1/3以上の授業欠席で失格となるため特に注意をすること。

 学生証を忘れた場合は当日申し出ること。過去形の出席の届け出は認められない。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1「実践中国語1」の復習(テキスト第1課〜第10課のおさらい )
2動詞述語文③、選択疑問文、ドリル(日訳・中訳)
3教室用語の練習、ロールプレイ文「新聞」の練習
4助動詞・可能補語、クイズしりとり、ドリル(中訳・日訳)
5在と有、家族の言い方、ドリル(中文日訳・日文中訳)
6形容詞・程度副詞・名詞の修飾、肯定文と否定文
7ドリル(日文中訳・中文日訳)、中国の食と四大料理
8接尾辞、クイズ服、ドリル(中文日訳・日文中訳)
9時刻と時間、ドリル(中国語で返答)、ロールプレイ文の練習
10几と多少、クイズ娯楽、お金の言い方、ロールプレイ文の練習
11得dei・离、クイズ乗り物、ドリル(中文日訳・日文中訳)
12動詞重ね型、クイズ飲み物、ドリル(中文日訳)、中国のお茶
13方位詞・補語用法、ロールプレイ文の練習、ドリル(中文日訳)
14強調構文、補語構文、ドリル(日文中訳)、中国の住まい
15二重目的語、中国の祝祭日、秋学期授業の総まとめ
16定期試験期間