名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限実践中国語1春A名古屋 13黄 名時WY3307

【授業情報】

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講義概要

 この講義は、これまで学習して修得した中国語の知識とスキルをさらに発展させていく授業である。ただし、急に難しい中国語の勉強になる訳ではないので心配は無用。中国語をより深く理解し、発音にいっそう磨きをかけて、いろいろな場面で実際に役立つ実践的中国語の知識とスキルを修得することを目指す。

 本講義の目標は、中華圏の国々を訪れる学生が、中国人とのコミュニケーションを少しでも円滑に進めることができるように、その中国語の知識と会話スキルを高めることにある。郵便局・観光地・空港・ホテル・書店・デパート・コンビニでの買物の会話など、中国現地の様々な場面を想定した中国語コミュニケーションが展開ができる語学能力を養成する。

 授業のレッスンでは、語彙を増やしながら、多様な文にふれて基本的な中国語の理解を深め、また会話体の文の発音練習を重ねることによって、基本的な日常会話の知識やスキルを修得できるようにする。

 テキストを用いての授業であるが、一方的な講義形式ではなく、受講者に積極的に授業参加してもらいたい。文法説明は基礎的なものにも配慮して行う。発音練習は特に重点を置いて進めるので、しっかり取り組んでもらいたい。学生から質問があれば教室の雰囲気が高まるので、臆することなく質問してもらいたい。

 教室では状況を見て、学生のそれぞれのレベルに合わせ、直接中国語を使った会話トレーニングをすすめていくことも視野に入れている。

 言語コミュニケーションを行うには正確な言語理解が必要となる。テキスト以外の教材・資料等により、言語コミュニケーションに欠かせない中国の社会や文化などの知識も身につけていく。中国の社会事情や現況の把握のために、折を見てVTRなどのビジュアル教材も取り入れる予定である。

 この講義を通して、受講生が大陸中国とそのことばに対する理解を深め、実践的な中国語の語学力が得られることを目標とする。



【学習到達目標】

 3年次配当の選択科目であるので、履修者の実力に相応しいテキストを利用して、実践できる語学力を総合的に身に付けることを目的とする。

 音声面では、実社会で中国語の簡単な会話ができるように発音とリスニングに磨きをかけ、聞いて理解したり口頭で表現できる範囲を広げていきたい。

 また、中級程度の語彙を使った文章を理解できる力を養い、語彙については初級から中級語彙2000語程度を獲得することを目指す。

 半期の講義で受講生が中国語の実践の基本を習得し、言語の土台にある中国文化・社会などへの理解を深め、実践的な語学のコミュニケーション能力が向上したことが実感できることを目標とする。



履修上の注意

 辞書を調べると中国語の面白さがぐんと増す。語学学習は何よりも積極性が大切である。

 授業中はもちろん、授業の前後など機会をとらえて積極的に質問してほしい。

 受講生は日頃よりヒアリング能力を高めるために中国語のCD録音などを聴いて耳を慣らし、ネイティブの教員や中国人留学生らと積極的に中国語を用いて会話をすることを望む。

 また、常日頃より中国に関するニュース情報に留意し、積極的に中国事情について知識を増やしておくことも必要である。

 中国語のダイアローグ実践を通して、その言語の根底にある発想の違いを学び、一人一人が異文化に対する理解を深めてもらいたい。



【事前準備学習】

 授業範囲を予習し、単語と本文について辞書を使って下調べをしておくこと。練習問題も予め解いておくこと。

 事後学習として、その日のうちに学習した内容について一度おさらいをしておくことが求められる。

*東京オリンピックが2020年に開催される。訪日観光客年間4000万人を目標とする中、その大半は中国・台湾・香港などの中国系の人びとが見込まれる。今日、日中間で摩擦が起きるのは、とりもなおさず両国関係の深さの裏返しの現れである。

 平素の学問の中で、日中の言語、文化、歴史、地理、民族、民俗、思想、文学など、いろいろな関心対象の学習に、「実践中国語」で修得したものを活用してほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『漢語街』 黄名時、高瀬利恵子、角屋明彦 白帝社
   本テキストは全23課からなり、中国を身近に感じ、言葉や語彙、文化について総合的に楽しく学べるようにした。  構成は、発音・文法・場面・総合の4部に大きく分けてある。文法・重要事項を示したポイントに従って学習者が自ら課題を解いていく作業型のドリル形式になっている。  各課では学習者の身近な日常生活をテーマとして、自分の体験や考えに基づいて積極的に発言し会話できるように工夫をしている。
参考書『中国語会話 ―初級―』 林柳烟、黄名時 晃洋書房
『霜紅 中国語会話 中級』 林柳烟、黄名時 晃洋書房
『中国語故事』 黄名時、黄當時 晃洋書房
『中国語読本』 黄名時、黄當時、村上幸造 晃洋書房
『中文課本 己』 黄名時、黄當時 晃洋書房
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 平常の授業態度・小テストと期末試験の総合評価で判定する(平常点50%、定期試験50%)。

 出欠は教室のCCSカードリーダー・システムで集計するので、受講生は必ず学生証を携帯し自己責任で管理すること。

 公欠・病欠以外の自己欠席は認めない。遅刻3回で欠席1回とする。15分以上の遅刻・早退は欠席扱いとなる。1/3以上の授業欠席で失格となるため特に注意をすること。

 学生証を忘れた場合は当日申し出ること。過去形の出席の届け出は認められない。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1中国語の実践的習得法
2中国、中国語、民族、方言、共通語
3繁体字、簡体字、ピンイン、クイズ外来語
4四声攻略法、早口言葉、ドリル、教室用語
5三声変調のルール、四字成語、教室用語
6単母音、クイズ球技、漢詩のリズム、中国文化案内
7声母、有気・無気音、捲舌音、クイズ家電
8早口言葉、教室用語、ドリル、中国の家庭事情
9母音、r 化音、数字、主な中華料理の言い方
10名詞述語文①、人称代名詞、ドリル
11教室用語の練習、中国の大学とキャンパスライフ
12名詞述語文②、三種の疑問文、ドリル
13挨拶用語と名前の言い方、会話文の練習
14動詞述語文①、指示詞・量詞、ドリル
15動詞述語文②、国と言葉、ドリル、春学期授業の総まとめ
16学期末試験期間