【講義概要】
人間の文化は多様である。それらは地域固有の環境、隣接する地域の文化的状況などと密接に関係づけられて、個々の文化を形成している。その文化が具体的に見えるのは、それぞれの生活においてであり、それらを固有の生活史として捉えることで、この講義は成立している。多様な世界の中で、多様に固有に、そしてバラバラに独立して存在しているように見える民族生活史が、実際には多様な連携の中で形成され、特徴づけられているということを、日本、アジアを中心とした事例をもとに概説する。
【学習到達目標】
文化の固有性や地域性が持つ歴史について考える力を養う。
文化の地域比較を通して文化相対主義的な地域理解を学ぶ。
自らの歴史観で他者の文化を評価することが出来るようになる。
文化評価に必要な客観的物差しを構築する力を養う。
【履修上の注意】
授業に出席することが履修の前提である。
【事前準備学習】
毎回の授業で得た知識を整理するために、自己整理ノートを作成すること。
文化の知識はバラバラな雑学ではないから、その中の系統性を理解するために、わからなかった点については積極的に教員に尋ね、議論をすること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への参加、発現頻度と発言内容、相互討論の内容などを点数化して客観的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 地域という概念 | |
2 | 生活史とは何か | |
3 | 日本人の生活史を考える | |
4 | 日本の少数民族理解ー映像:アイヌー | |
5 | 日本文化をどのように理解するか | |
6 | 日本文化を比較する「ものさし」 | |
7 | 日本文化を解剖すると............. | |
8 | 日本文化はどこから来たのか | |
9 | 日本で生まれた文化要素 | |
10 | 照葉樹林文化論を見直す | |
11 | ブナ帯文化 | |
12 | 縄文の痕跡 | |
13 | 中国文化・韓国文化 | |
14 | 南方文化論 | |
15 | 文化の融合と変容 | |
16 | 定期試験期間 | |