名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限日欧交流史秋A名古屋 23鹿毛 敏夫WB3310

【授業情報】

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講義概要

16世紀、イベリア半島の王国スペインとポルトガルが地球を逆回りしてアジアで出会ったことにより、有機的結び付きをもつ地球規模の「世界史」がヨーロッパ主導権のもとで誕生した。西欧ではその後、オランダ・イギリス・フランスが海外植民地の富を資本に産業革命を進め、近代国家の建設に向かった。本講義では、「大航海時代」に始まる近代化途上の西欧諸国とアジアに位置する日本・日本人の交流と相互影響の歴史を考察・理解する。



【学習到達目標】

前近代における日本と西欧諸国・諸地域との交流の歴史を理解し、ヨーロッパ世界における日本の位置づけを史的背景をもとに考察することができる。



履修上の注意

授業への出席に加えて、プレゼンテーションやディスカッションへの意欲的な取り組みを評価します。
出席が規定に満たない場合は、失格となります。



【事前準備学習】

各回ごとに学習事項を復習し、次回のテーマについて予習をしてくること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『描かれたザビエルと戦国日本』 鹿毛敏夫 勉誠出版 2017
参考書『図説 ポルトガル』 高野悦子・伊藤玄二郎 河出書房新社 2000
『新しい世界史へ―地球市民のための構想―』 羽田正 岩波書店 2011
指定図書『海から見た歴史』 羽田正編 東京大学出版会 2013.1
『海がはぐくむ日本文化』 静永健編 東京大学出版会 2014.4

評価方法

平常点70%(課題発表30% 授業態度40%)、レポート30%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1フランシスコ・ザビエルと日本
2ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―ローマ教皇謁見―
3ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―ポルトガル国王謁見―
4ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―インド・スリランカでのザビエル―
5ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―マレーシア・インドネシアでのザビエル―
6ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―鹿児島・山口・大分でのザビエル―
7ポルトガル、サン・ロケ教会のザビエル画―ザビエルの死と奇跡―
8ザビエル研究の新視点
9バスクとナバラ王国
10ザビエルの航海
11ザビエルが出会った「悪魔」
12アジアにおけるザビエル周辺の人々
13ザビエルが訪ねた戦国日本
14描かれたBUNGO王とザビエル
15マリア十五玄義図
16定期試験期間