【講義概要】
この授業は、1年次の「基礎セミナー」および「導入演習」を踏まえて、刑法総論・各論を学んでいく基礎的な力を養成するための演習科目です。授業では、刑法各論の個別的なテーマについて、学説と判例を素材としながら、自らの考えや問題解決の仕方を報告して頂くことになります。そこでは、刑法総論・各論にかかわる代表的な学説や判例を知ることで、法律文献の検索や読解の仕方を学んで欲しいと思います。
【学習到達目標】
授業での報告・討論を通じて、刑事法に対する関心を高めるとともに、日常的に接する各種のニュースを法的視点から分析する力を身に付けることを目指しています。また、他の参加者と協力して報告の準備をしたり、授業時には自らの考えを法的根拠にもとづいて説明するなど、プレゼンテーション能力を身に付けることを目標とします。
【履修上の注意】
毎回の授業は、グループ学習となるので、正当な理由がない欠席は認められませんし、報告・発表の準備を他人任せにしないで下さい。また、授業時間外にもグループで集まって学習(サブゼミ)するなど、積極的に参加して頂ければ幸いです。
【事前準備学習】
授業の準備に際しては、自ら進んで図書館の資料やCCSを活用するようにして下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『刑法各論[第2版]』 佐久間修 成文堂 2012 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で評価します。具体的には、レジュメの作成や報告の内容に加えて、授業中の質疑応答や討論への貢献度などを総合的に評価します。無断欠席や遅刻が多い場合、それ以降の授業参加資格を喪失することがあります。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス(刑法各論の意義と構造) | |
2 | 殺人の罪 | |
3 | 同意殺人の罪 | |
4 | 暴行・傷害(致死)の罪 | |
5 | 遺棄および過失致死傷の罪 | |
6 | 脅迫および逮捕監禁の罪 | |
7 | 略取誘拐の罪 | |
8 | 性犯罪 | |
9 | 住居・秘密を侵す罪 | |
10 | 名誉・信用・業務に対する罪 | |
11 | 財産罪総論 | |
12 | 窃盗の罪 | |
13 | 強盗の罪 | |
14 | 詐欺・恐喝の罪 | |
15 | 横領・背任の罪など | |
16 | 定期試験期間 | |