名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限国際私法2秋A名古屋 23菱沼 剛LG3326

【授業情報】

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講義概要

法適用通則法の第3章「準拠法に関する通則」に焦点をあて講義する。国際私法判例百選[第2版」で挙げられている判例や、適宜設例を参照して、具体的な事例がどのように解決されているか検討していく。木棚照一編著の『国際私法(プライマリ法学叢書)』第3編「国際私法各論」を教科書とする。国際知的財産法は、別の講義にて扱う。



【学習到達目標】

国際私法の各論に関する規定とその解釈を把握し、判例や設例を踏まえつつ、具体的な国際的私法生活関係をめぐる紛争事例について解決するために必要な能力を身に着ける。



履修上の注意

教科書や資料を読んでおく。また、民法をはじめ関連条文を参照する習慣を身に着けること。



【事前準備学習】

教科書や資料を授業前に目を通すこと。授業中に理解した点は、メモ書きして、記憶を整理しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『国際私法(プライマリ法学叢書)』 木棚照一(編著) 成文堂 2016
『国際私法判例百選 第2版(別冊ジュリスト:no. 210)』 櫻田嘉章・道垣内正人(編) 有斐閣 2012
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書『国際私法判例百選 第2版』 櫻田嘉章, 道垣内正人編 有斐閣 2012.6
『国際私法』 木棚照一編著 成文堂 2016.3

評価方法

定期試験による。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1総説 国際家族法と国際財産法の関係、国際私法独自の法的思考の特徴と法技術
2自然人に関する諸問題
3国際婚姻法(1) 婚姻の成立、効力、夫婦財産制、婚姻類似の関係の準拠法
4国際婚姻法(2) 離婚および別居
5国際親子法(1) 実親子関係の成立、養親子関係の成立・離縁
6国際親子法(2) 親子間の法律関係、ハーグ条約
7扶養、後見、補佐、補助
8親族関係、渉外家族関係と戸籍
9国際相続法(1) 準拠法の決定に関する原則、反致既定の適用
10国際相続法(2) 準拠法の適用をめぐる問題、遺言の準拠法
11法人―法人国籍論の批判的検討、法人に関する抵触法上の問題と外国人法上の問題
12国際契約法(1) 当事者自治の原則とその制限
13国際契約法(2) 当事者による準拠法選択のない場合や、消費者契約と労働契約の準拠法
14国際不法行為法(1) 準拠法決定に関する原則と例外
15国際不法行為法(2) 不法行為、事務管理、不当利得の準拠法
16定期試験期間