名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限専門演習秋A名古屋 22菱沼 剛LG2105

【授業情報】

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講義概要

国際知的財産法各論や関連する国際私法に関する事例をもとに、知識を確認するとともに、具体的事例へあてはめる。木棚照一『国際知的財産法』第2部の事例や『国際私法判例百選[第2版]』(有斐閣)に掲載されている判例を素材として学習する。また、国家間の知的財産紛争の解決方法にも簡単に触れる。今後、専門発展演習に積極的に参加するための基礎となる法技術に関する知識とその具体的事例への適用の訓練をする。



【学習到達目標】

知的財産という切り口から、国際的な経済的事象を分析する能力を開発する。また、発表の機会を通じて、企画立案、調査、口頭による説得能力、討論の能力を高める。




履修上の注意

今日では、学問で得た知見を実際に使う、そして他の人に伝えるとともに、相手とのコミュニケーションを通じて付加価値を高めるスキルやプロセスが重要である。出席に加え、報告の際の準備はもとより、他のゼミ生の報告への質問やその返答など、討論参加が不可欠である。各自の発表の際に参加者への議論喚起、質問への対応、他の学生の発表の際の質問の提起をはじめ、積極的な討論への参加が望まれる。
レポートや発表で、インターネットを含む各種情報や文献を使用する際には、必ず出典を明示すること。そして各自の分析や意見を提示する際は、単なる複写ではなく、自分で考えた言葉で表現するよう心掛けること。




【事前準備学習】

関連する教科書の部分や適宜配布する資料を読んでおくこと。ゼミが終わった後、知識や議論の重要なポイントを箇条書きでもよいから、必ずメモを作成して、後で思い出せるように整理しておくこと。そして、他の科目を受講したり、社会の出来事に関する各種の情報に接して、学んだ事項との関連性に気付いた際は、いつでもメモに追記できるようにすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『国際知的財産法』 木棚照一 日本評論社 2009
『国際私法判例百選 第2版(別冊ジュリスト:no. 210)』 櫻田嘉章・道垣内正人(編) 有斐閣 2012
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書『国際私法判例百選 第2版』 櫻田嘉章, 道垣内正人編 有斐閣 2012.6
『国際知的財産法』 木棚照一著 日本評論社 2009.3

評価方法

発表への準備、討論への参加、授業への参加等の平常点により評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1講義の方針、班分け、作業の見通し
2知的財産権の国際的保護の二側面
3知的財産権侵害訴訟における国際裁判管轄(序論、本論)
4知的財産権侵害訴訟における国際裁判管轄(本論、むすび)
5日本における外国特許権・著作権侵害訴訟の準拠法(序論、本論)
6日本における外国特許権・著作権侵害訴訟の準拠法(本論、むすび)
7日本における商標・特許商品の並行輸入(序論、本論)
8日本における商標・特許商品の並行輸入(本論、むすび)
9日本における外国知的財産権の譲渡契約および実施・使用・利用許諾契約(序論、本論)
10日本における外国知的財産権の譲渡契約および実施・使用・利用許諾契約(本論、むすび)
11日本における知的財産に関する最初の権利者の決定と職務発明規定の適用(序論、本論)
12日本における知的財産に関する最初の権利者の決定と職務発明規定の適用(本論、むすび)
13特許侵害訴訟における日本法上の防御方法(序論、本論)
14特許侵害訴訟における日本法上の防御方法(本論、むすび)
15国家間の知的財産紛争解決
16定期試験期間