【講義概要】
本授業では、大学内外で発生する出来事に焦点を当て、心理学的観点から検討を行うことを目的とする。
より具体的には、大学に対する地域住民の意識を調査したり、電車内での迷惑行為について理解を深め、その対策について検討することなどが例として挙げられる(DP7:態度)。これと関連して、教員は心理学の研究知見を提供する。この知識獲得が授業の目的の一つである。
また、本授業は学生主導でプロジェクトを進める形式で実施される。テーマ決定から実際の調査まで、その手法については講義を行うが、問題を発見し、具体的テーマに絞り込み、実際の調査や対策を行うことはすべて学生が主体的に行うことが求められる。座学から離れ、他の学生と協同で計画に基づきプロジェクトを進め、発表資料としてまとめていく(DP5,6:技能)。この一連の手続きを、体験しながら習得することが、この授業の2つ目の目的である。
【学習到達目標】
・プロジェクト進行の手順について理解し、説明、実践できる
・関心のあるテーマについて、心理学(学問)の観点から説明できる
【履修上の注意】
本授業では、学内関係者、本授業受講生などと話し合いが行われる。社会人として他者と責任ある関与ができないと判断された場合には、指導の上、プロジェクトを停止することもある。とくに、授業外での情報収集に際しては、学生同士だけではなく教員との連絡を欠かさないように注意すること。なお、受講人数によっては、授業計画を見直し、調査や発表の授業回数を調整する。
また、本授業は通年の科目であるためその点について理解したうえで履修を検討すること。
【事前準備学習】
プロジェクトの進展に応じて、適宜連絡する
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
プロジェクト過程での活動状況60%
プロジェクト発表の内容40%
無断での遅刻欠席、授業中のマナー違反行動については、減点対象となる。出欠等について必要があれば教員に連絡すること。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 授業概要説明。PBLとは。 | |
2 | テーマ決定1:グループ決め | |
3 | テーマ決定2:アイデアの発想 | |
4 | テーマ決定3:テーマ決定 | |
5 | 心理学的検討:心理学の研究知見紹介 | |
6 | 情報収集計画の策定と事前調査1:活動の見通しを立てる | |
7 | 情報収集計画の策定2と事前調査:情報源の種類と文献検索 | |
8 | 情報収集計画の策定3と事前調査:人からの情報収集 | |
9 | 情報収集計画の策定4と事前調査:人からの情報収集 | |
10 | 情報収集と整理:情報整の整理と保存。テーマ、計画の見直し | |
11 | クラス内中間発表1 | |
12 | 情報の整理:批判的思考と情報の見直し | |
13 | 本調査準備1:アンケート、面接、観察、実験準備 | |
14 | 本調査準備2:アンケート、面接、観察、実験準備 | |
15 | 本調査準備3:アンケート、面接、観察、実験準備 | |
16 | 半期のまとめと活動の振り返り | |
17 | 本調査に向けて | |
18 | 本調査1:調査実施 | |
19 | 本調査2:調査実施 | |
20 | 本調査3:調査実施 | |
21 | 本調査3:結果の分析とまとめ | |
22 | 本調査4:結果の分析とまとめ | |
23 | 情報の収集と整理:中間発表準備 | |
24 | クラス内中間発表2 | |
25 | 情報の整理:批判的思考と情報の見直し | |
26 | 情報の整理:追加情報の検討と収集 | |
27 | 情報の整理:追加情報の検討と収集 | |
28 | プレゼンテーションの準備1:資料の作成 | |
29 | プレゼンテーションの準備2:原稿の作成 | |
30 | プレゼンテーションと評価 | |
31 | プレゼンテーションの振り返りと共有 | |
32 | まとめ | |