【講義概要】
本講義では、ライフコースに関する基礎的理解とそこで発生する(した)であろう諸問題について社会学的な視点から認識することを目標とする。ライフコース(人生行路、人生の軌道とも訳される)概念では、世代というマクロなレベルと個人の人生・生活史というミクロなレベルがあるが、そのどちらも影響しあっているという視点からライフコースをとらえていく。
たとえば、戦争は、個人の人生に多大なる影響を与えるとともに、社会全体のシステムを変える大きな出来事である。そうした歴史的な出来事について、社会的背景として理解しながら、人生で体験していく出来事、つまり入学(学校に入る)、結婚、就職、病、老いなどを読み解くような講義を行っていく。
【学習到達目標】
各講義において、個人の人生やキャリアは、個人と社会との相互作用(影響を与え合う)によって生じているという視点から捉えていく。そのため、単に人生上の出来事を指すのではなく、必ずその社会的影響が背景にあると理解することを目指す。
【履修上の注意】
毎回、リアクションペーパーを書いてもらいます。
また、5回欠席した場合は、即失格になります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
リアクション・ペーパー(50点)、テスト(50点)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | ライフコースの基礎的概念と視点 | |
3 | 出生と少子化 | |
4 | 子どもの価値 | |
5 | 児童期から青年期 | |
6 | 学校文化 | |
7 | 青年期から成人期:学校から社会へ | |
8 | 就業行動 | |
9 | 結婚 | |
10 | 働き方の実態 | |
11 | 働き方と格差:正規と非正規 | |
12 | 病と格差 | |
13 | 高齢期 | |
14 | ライフエンディングと遺族 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験 | |