【講義概要】
この講義では、幅広いテーマを扱う社会学の中でも「労働」に関するトピックに話を絞り、現代日本における労働のあり方について理解を深めていく。具体的には、近年問題視される非正規雇用やジェンダーによる働き方の違い、学歴と仕事の関係などのトピックを扱う。この学習を通じて、一口に「労働」とは言っても様々な働き方や問題があることを理解し、新しい視点で日本社会を理解することが可能となる。
【学習到達目標】
現代日本の労働・働き方についての知識を修得し、日本社会を労働という側面からより深く理解できるようになることを目指す。
【履修上の注意】
授業中は私語を慎み、意欲的に授業に臨むこと。また、集中講義1日目・2日目・3日目の最後の授業時間において、小レポート・リアクションペーパーを書いてもらう。コメントについては、可能な限り次の日の授業で回答する。なお、講義の内容・順序が若干変更されることがある。
【事前準備学習】
集中講義であるため授業期間は短いが、配布レジュメに基づいた事前・事後学習に取り組むこと。また、日頃から新聞やニュースなどにできるだけ触れ、社会の動向や出来事に敏感になっておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は特に指定しない。 |
参考書 | 『仕事の社会学【改訂版】』 佐藤博樹・佐藤厚 編 有斐閣 2012 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点30%(授業中の小レポート・リアクションペーパー)、筆記試験70%の割合で評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 労働社会学:イントロダクション | |
2 | 現代日本の働き方 | |
3 | 日本の働き方の歴史 | |
4 | 労働の国際比較 | |
5 | 性別職域分離 | |
6 | 企業と労働組合 | |
7 | 教育と労働: | |
8 | 社会移動と機会の不平等 | |
9 | 非正規雇用 | |
10 | 非正規雇用とジェンダー | |
11 | 能力開発とキャリア | |
12 | 失業と転職 | |
13 | ライフスタイルと就業意識 | |
14 | 仕事からの引退過程 | |
15 | 労働社会学:授業のまとめ | |
16 | 定期試験期間 | |