【講義概要】
日本経済は、高齢化による国内市場の「縮小」、情報通信の国際基準からの立ち遅れ、企業集団の解体による企業パラダイムの迷走、外圧対応に起因する寡占化の進行、企業活動の海外シフトへの大転換などにみまわれています。日本経済は、何処から来て、どこに向かうのか。
そのためには、戦後日本の経済的な歩みを振り返る必要があります。いまや、巨大な世界企業となったトヨタ自動車の戦後の「試行錯誤」「洗練化」の過程を織りこみながら、日本経済のその時々の問題と対応について、講義で取り上げたい。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
履修者のみなさんが、戦後の日本経済の歩みと変化の過程を、自分のことばで説明できるようになることが目的です。
【履修上の注意】
常に、疑問をもって講義を聴くこと。
【事前準備学習】
前回の講義内容をノートや配布資料によって確認することです。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 資料を配布して、それに沿って講義をすすめます。 |
指定図書 | 『日本経済史 : 近世-現代』 杉山伸也著 岩波書店 2012.5 |
【評価方法】
毎回実施する小テスト50%、定期試験が50%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 日本経済の国際的な位置について | |
2 | 世界経済の現在の特徴について | |
3 | 戦後改革の内容と特徴 | |
4 | 戦後改革期のトヨタ自動車工業 | |
5 | 朝鮮戦争と日本経済 | |
6 | 朝鮮戦争期のトヨタ自動車工業 | |
7 | 高度成長と日本経済 | |
8 | 高度成長期のトヨタ自動車工業 | |
9 | ドル・ショックと日本経済 | |
10 | オイル・ショックと日本経済 | |
11 | 70年代のトヨタ自動車工業 | |
12 | 円高と日本経済 | |
13 | 80年代のトヨタ自動車 | |
14 | トヨタ自動車と地域経済の発展 | |
15 | 情報通信の発展と現代日本経済 | |
16 | 定期試験期間 | |