【講義概要】
本科目は、教職課程における4年次の必修科目である。教員として必要な資質能力が身についたかを確認するとともに、何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活をより円滑に開始できるようになることを目指す科目である。授業では、教職に就くにあたって足りないことをテーマとして、個人あるいはグループによる課題研究を中心とする。キャリアプランの作成も行う。
【学習到達目標】
1.これまでの学修を振り返り、将来教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚することができる。
2.1を踏まえ、課題研究を遂行し、不足している知識や技能等を補うことができる。
3.課題研究の振り返りを踏まえ、キャリアプランを作成することができる。
【履修上の注意】
1.教職必修科目として出席を重視する。
2.授業を欠席した場合、その回の授業についての学習内容や配布資料の入手は、受講生本人の責任において行う。
【事前準備学習】
1.事前配布資料には予め目を通しておく。
2.リフレクションペーパーには、気づいたこと、学んだこと、新たに見えてきた課題等を、丁寧に記述する。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は特に指定しません。 |
参考書 | 『教職実践演習 ロールプレイ・ロールレタリング対応』 梨木昭平 大学教育出版 2013 『教職実践演習ワークブック ポートフォリオで教師力アップ』 西岡加名恵・石井英真・川地亜弥子・北原琢也 ミネルヴァ書房 2013 『自己成長を目指す教職実践演習テキスト』 原田恵理子・森山賢一 北樹出版 2014 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
リフレクションペーパー(30%)・グループ検討レポート(20%)・学期末レポート試験(50%)の比率で評価を行う。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | これまでの教職課程の学修の振り返り | |
3 | 課題研究その1:学校教育のレーゾンデートルとは | |
4 | 課題研究その2:リフレーミングと生徒理解 | |
5 | 課題研究その3:アクティブ・ラーニングと授業研究 | |
6 | 課題研究その4:支持的風土づくりと学級経営 | |
7 | 課題研究その5:校則と学級ルールづくり | |
8 | 課題研究その6:安全教育と危機対応 | |
9 | 課題研究その7:不登校・いじめ問題への対応 | |
10 | 課題研究その8:進路指導とキャリア発達支援 | |
11 | 課題研究その9:家庭・地域連携と保護者対応 | |
12 | 模擬授業準備と教材研究 | |
13 | 模擬授業と振り返り | |
14 | 「教師として成長し続けるために-若手の先生に贈る20のメッセージ-」を読んで | |
15 | 今後の自己のキャリアプラン作成 | |
16 | 定期試験期間 | |