【講義概要】
本授業は「保育内容指導法」をさらに発展させ,演習形式として,援助や支援の指導実践を学ぶ。前半は、ことばの環境と文化財を学習し,子どもに身近な言語文化財を知る。特に身近なことばあそびを体験して,ことばに敏感な主体となることを目指す。後半は各自で「読み聞かせ」と「紙芝居」を中心に模擬保育を行い,実践感覚と実践方法を体感的に学ぶ。後半は,絵本の読み聞かせと紙芝居の模擬保育を振り返りつつ,二つの実践を踏まえて各自日案づくりを行う。
【学習到達目標】
領域「言葉」について,その実際の指導ができるような指導案の作成、評価するとともに、教育実習の成果を元に、より実践的に指導の実際と,問題点などを適切に評価する力を付ける。
【履修上の注意】
教員の免許状取得のための選択科目
指定教科書を必ず購入して授業に持参すること
【事前準備学習】
予習・復習をしっかりして授業に臨むこと
指定教科書を熟読して授業に臨むこと
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『本が好きな子に育つために』 三神 廣子 萌文書林 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・筆記試験:幼稚園教育要領,保育所保育指針の言葉の内容を理解している。 40%
・絵本の読み聞かせ実演:実演のポイントをおさえて発表と評価ができている。 20%
・紙芝居の実演:実演のポイントをおさえて発表と評価できている。 20%
・日案作成:保育実践のねらいを達成するために書けている。 20%
以上により,総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 第1回:乳幼児の言葉が育つ環境と言語文化財 | |
2 | 第2回:言葉遊び(言葉遊び歌) | |
3 | 第3回:言葉遊び(しりとり,わらべうた) | |
4 | 第4回:言葉遊び(絵描き歌,早口言葉) | |
5 | 第5回:言葉遊び(なぞなぞ遊び) | |
6 | 第6回:絵本の読み聞かせ(選書方法) | |
7 | 第7回:絵本の読み聞かせ(指導方法) | |
8 | 第8回:絵本の読み聞かせ(乳児対象) | |
9 | 第9回:絵本の読み聞かせ(幼児対象) | |
10 | 第10回:紙芝居の作り方と演じ方 | |
11 | 第11回:紙芝居の実演(2歳児以下対象) | |
12 | 第12回:紙芝居の実演(3歳児対象) | |
13 | 第13回:紙芝居の実演(4歳児対象) | |
14 | 第14回:言葉を育てる週案,日案作成 | |
15 | 第15回:総括 | |
16 | 定期試験期間 | |