【講義概要】
東洋,西洋における戦略論,戦術論の古典や,一般社会で論じられる戦略論などをもとに,スポーツにおける戦略・戦術論へと適用・発展させる.各種,競技・種目で実施されている戦略・戦術についても俯瞰していく.一方,情報は,戦略,戦術を考える上で非常に重要な要素になる.情報テクノロジーの観点から,映像,センサデータをコーチング,戦術分析,トレーニングに生かす方法について話をする.
【学習到達目標】
戦略・戦術の考え方,および各種スポーツへの応用力を身につける.
ネットワーク,コンピュータ,カメラ,センサなどのハードウェアと,映像,データなどのコンテンツを扱うソフトウェアの両面からテクノロジーを理解し,応用できるようになること.
【履修上の注意】
「戦略」や「情報」という文字は世の中にあふれている.普段からそれらの文字に気をとめて,情報を仕入れておこう.
【事前準備学習】
各々のスポーツ経験を振り返り,戦術,戦略と思われる内容について書き出しておくこと.
テレビ,インターネット,新聞,雑誌等で取り上げられるスポーツ情報に関するニュース記事を普段から意識して収集する.とくに,自分が得意とする競技・種目については,他人に説明することを想定して準備する.
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『孫子』 『スポーツの戦術入門』 ヤーン・ケルン(朝岡他訳) 大修館書店 1998 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 戦略とは,戦術とは | |
2 | 古典で見る戦略論 | |
3 | スポーツにおける戦略・戦術の歴史と意義 | |
4 | 戦術と他の競技力構成因子との関係,戦術の一般原則 | |
5 | 各種競技種目にみられる戦略と戦術~個人競技 | |
6 | 各種競技種目にみられる戦略と戦術~集団競技 | |
7 | 戦略・戦術をたてる | |
8 | 戦術トレーニングの一般原則 | |
9 | スポーツと情報 | |
10 | 種々スポーツ種目における情報〜トップスポーツにおける例〜 | |
11 | 種々スポーツ種目における情報〜高校,大学における例〜 | |
12 | センサデータの活用法 | |
13 | 映像データの活用法 | |
14 | 情報分析とトレーニング | |
15 | 情報分析とコーチング | |
16 | 定期試験 | |