【主題】
刑法事例演習として、具体的事例を素材とした条文解釈の基本を身に付けたいと思います。
【指導方針概要】
すでに受講した刑法総論・刑法各論の知識をもとにして、具体的な事件処理とその理由づけに必要な論証作法を、少しずつ学んで頂きます。皆さんが社会に出てからは、自分の意見やプランを論理立てて説明するように求められることが多くなります。それは、単なる思い付きや個人的な感想であってはならず、正しい状況認識と社会人としての良識に裏打ちされた内容でなければなりません。ゼミ演習は、こうした能力を養うための科目であり、皆さんの大学生活を有意義なものにするために必要不可欠な科目です。また、ゼミ演習では、積極的に研究発表や仲間との議論に参加して頂くことが大前提です。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 『Law Practice 刑法[第2版]』 佐久間修=高橋則夫=松澤伸=安田拓人 商事法務 2014 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
法律の勉強では、自分自身で参考資料を読むことで、徐々に積み上げてゆく部分もありますが、仲間や相手方と協力して理解を深めるべき部分もあります。その際には、積極的に議論に参加することが、法的思考を深めるための必要条件となります。また、法律を学ぶ者として、社会人にとっても最低限のルールである「他人に迷惑をかけない人」または「セルフ・コントロールのできる人」であって欲しいと思います。
なお、毎回の授業では、六法とテキストを必ず持参して下さい。また、できれば、刑法総論と刑法各論で用いた教科書も持ってきて下さい。