【講義概要】
この授業は人間形成を促す教育課程はどのようなものかということについて探究することが主題である。教育課程の問題は、学校教育において、児童に何を教え何を学ばせるかという問題について研究することであるが、その問題はつきつめると子どものニーズと社会の要求の2つの要素をどのように統一していくかという問題になる。この授業では、そのような視点から教育課程について考えるとともに基礎的・基本的事項についての理解を深めることをめざす。
【学習到達目標】
この授業では、わが国の戦前と戦後の教育課程の歩みを理解すること、学習指導要領の役割と性格について理解すること、教育課程編成の基本的原則及び編成の方法について理解すること、カリキュラム・マネジメントについて理解すること、教育課程の評価について理解すること、教育課程の今日的課題について理解することなどを目標とする。
【履修上の注意】
ノートの取り方を工夫すること
授業で紹介した図書について読むこと
【事前準備学習】
教科書を使って予習・復習をすること
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『第3版 新しい時代の教育課程』 田中耕治他 有斐閣アルマ 2014年 『小学校学習指導要領解説 総則編』 文部科学省 ぎょうせい 2008年 |
参考書 | 『小学校学習指導要領』 文部科学省 東京書籍 2008年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験の結果を主たる評価対象とし授業態度を加味して評価する。
15分以上の遅刻は欠席にする。2割以上の欠席は失格とする。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 教育課程(カリキュラム)の意義 | |
2 | 近代日本の教育課程 | |
3 | 戦後「新教育」のカリキュラム改革 | |
4 | 系統性重視の教育課程 | |
5 | 教育の現代化と教育課程 | |
6 | 「新しい学力観」と教育課程 | |
7 | 「生きる力」と教育課程 | |
8 | 教育課程と学習指導要領の関係 | |
9 | 教育課程の思想と構造 | |
10 | 教育課程編成の原則ー教育内容の選択と組織 | |
11 | 教育課程編成の原則ー単元構成と教材研究 | |
12 | 教育課程編成の方法 | |
13 | カリキュラム・マネジメントについて | |
14 | 教育課程評価について | |
15 | 教育課程の今日的課題 | |
16 | 定期試験期間 | |