名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限(再)保育原理春A瀬戸 22田中 まさ子SM2102

【授業情報】

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講義概要

 保育の意義や幼稚園教育要領における幼稚園教育の基本許幾の基本、保育所保育指針における保育の基本について学び、明確な認識を深める。さらには、世界における保育の思想、歴史的変遷、我が国における保育の思想、歴史的変遷を学ぶことで、保育思想のつながりや流れについて学修し、現代の幼稚園教育や保育の基本にどのように結びついているのかについて理解を深める。
 その際に、幼児観、発達観、保育観についても授業の中で触れ、それらが、保育を行う上でどのように影響を与えるのかについても理解する。また、現代における幼稚園教育や保育を取り巻く現状やその課題について学ぶとともに、我が国における幼保一体化の変遷や制度などについても学び、考察を深め理解する。



【学習到達目標】

(1)保育の意義と基礎理論について学ぶ
(2)子どもの発達や主体性を尊重した保育のあり方を理解する
(3)現代保育の課題を理解し、今後の保育について意見をもつ



履修上の注意

(1)本授業は講義が中心ですが、随時、演習を行います。講義で伝えた知識が確実に定着していくことを願うからです。
(2)演習は、個人ワーク・グループワーク等を予定しています。演習には積極的に取り組んでください。
(3)演習で使用した演習シートは、定期試験時に回収して評価の一部にします。



【事前準備学習】

(1)毎回の授業終了時に、次回の予定を伝えます。それに該当する教科書の箇所を読み、事前学習としてください。
(2)授業で学んだ内容、さらに自分で調べた内容を演習シートに加筆して、事後学習としてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『保育原理(第三版)』 田中まさ子ほか ㈱みらい 2014年
『幼稚園教育要領』 文部科学省 フレーベル館 2017年
『保育所保育指針』 厚生労働省 フレーベル館 2017年
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館 2017年
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書『保育学とは : 問いと成り立ち』 日本保育学会編 東京大学出版会 2016.7
『保育を支えるしくみ : 制度と行政』 日本保育学会編 東京大学出版会 2016.7
『保育のいとなみ : 子ども理解と内容・方法』 日本保育学会編 東京大学出版会 2016.4
『保育者を生きる : 専門性と養成』 日本保育学会編 東京大学出版会 2016.4
『保育を支えるネットワーク : 支援と連携』 日本保育学会編 東京大学出版会 2016.5

評価方法

定期試験 70%
平常点  10%
提出物  20%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1保育とは何か 「保育」という養護と教育を含んだ語を理解し保育の本質を捉える視点を学ぶ
2保育の基本的な考え方(1)子どもの育つ姿を理解し発達に添った保育の重要性を学ぶ
3保育の基本的な考え方(2)遊びを中心とした保育のあり方を学ぶ
4保育の基本的な考え方(3)環境を通した保育のあり方を学ぶ
5保育の歴史と思想(1)近代保育の基礎を築いた保育思想を理解し、具体的な教材に触れる
6保育の歴史と思想(2)近代保育思想の展開と幼稚園・保育所が創設された目的や経緯を学ぶ
7保育の歴史と思想(3)日本の子育て思想の系譜及び欧米からの保育思想の導入を理解し、その上に築かれた和田実、倉橋惣三、城戸幡太郎等の思想を学ぶ
8保育の歴史と思想(4)日本における幼稚園・保育所の創設の目的と現代に至るまでの過程を学ぶ
9保育の制度(1)幼稚園・保育所・認定こども園の制度の現状とこれからの課題を学ぶ
10保育の制度(2)幼稚園・保育所・認定こども園と小学校・地域・家庭との連携のあり方を具体的に学ぶ
11保育の目標 幼稚園教育要領・保育所保育指針の保育の目標を学ぶ
12保育の内容 保育内容についての考え方を理解し、幼稚園教育要領・保育所保育指針における保育の構成(ねらい・内容・5領域の関係)を学ぶ
13保育の計画(1)子どもの主体性を尊重しつつ、保育における計画が必要であることを学ぶ
14保育の計画(2)より良い保育実践のための記録・評価の必要性を具体的事例を通して学ぶ
15保育の現状と課題
16定期試験