【講義概要】
本講義では、近代の西洋思想受容以前の日本の思想について概観します。古代については「往生伝」をめぐる仏教思想や「寛平御遺戒」などの政治思想、中世については鎌倉仏教の思想や「愚管抄」などの歴史思想、戦国大名の政治思想、近世については儒学・本草学・和算・暦算天文学・解剖学など諸学問の動向について学び、史資料を基に日本思想の独特の様相を理解することを目的とします。
【学習到達目標】
古代から近世までの日本の思想に関する知識を習得し、その特質を理解する。
【履修上の注意】
授業への出席に加えて、プレゼンテーションやディスカッションへの意欲的な取り組みを評価します。出席が規定に満たない場合は、失格となります。
【事前準備学習】
各回に課せられる課題やレポートで必ず予習・復習をしてくること
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義時に指示します |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点70%(課題30% 授業態度40%)、レポート30%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス―思想を学ぶ意味― | |
2 | 古代の思想(1)万葉集の感性 | |
3 | 〃 (2)末法思想と往生伝 | |
4 | 〃 (3)平安女流文学の思想 | |
5 | 〃 (4)平安貴族の政治思想 | |
6 | 中世の思想(1)説話文学の感性 | |
7 | 〃 (2)鎌倉仏教 | |
8 | 〃 (3)中世の歴史思想 | |
9 | 〃 (4)戦国大名の政治思想 | |
10 | 近世の思想(1)儒学 | |
11 | 〃 (2)本草学 | |
12 | 〃 (3)和算 | |
13 | 〃 (4)暦算天文学と天文方 | |
14 | 〃 (5)解剖学と古医方 | |
15 | 〃 (6)天文物理学の萌芽 | |
16 | 定期試験期間 | |