【講義概要】
国際協力基礎演習2では、国際協力基礎演習1につづき、より高度なアカデミック・スキルを身につけることによって、関連分野の調査・研究の方法を学習し、専門的知識の習得力を向上させるとともに、そのために必要なプレゼンテーション能力の一層の展開を図ることを目指します。
国際協力学科に関連する題材(途上国と開発、国際援助、開発と保全、国際協力体制、国際機関と組織、当面する地球的課題など)に沿って、受講生各自がテーマを設定し、文献調査などを通して情報の収集、整理、分析などの作業をおこない、それをとりまとめます。また、それらの成果をクラスで発表し、相互に批判・評価をおこなうことも体験します。クラスメンバー、教員などからのコメントや指摘を受け、発表内容をより精緻なものに改善し、最終的には報告書としてまとめます。
【学習到達目標】
・国際協力に関連する多様な分野やテーマのなかから自身の学習対象を選択する。
・国際協力をテーマとした議論に参加し、意見を発表する態度を向上させる。
・自己の意見を的確に表現するための技能をブラッシュ・アップする。
・具体的な学習分野や対象地域を想定した調査、まとめの作業を実践する。
・国際協力分野に関する学習成果のプレゼンテーションを経験し、成果物を完成させる。
【履修上の注意】
毎回の授業に関する詳細な内容は、各教員からアナウンスされるので、よく確認してください。
この演習のクラスの仲間が、2年次秋学期の専門科目学習の基礎となります。したって、単なる仲良しグループではなく、共同作業で学習を進めるための仲間づくりが望まれます。
【事前準備学習】
授業には積極的に参加し、毎回、あらかじめの準備をしたうえでこの授業に臨めるよう事前学習・事後学習に努めてください。そのためには授業時間以外に、時間と場を設けてグループ学習を推進する必要があります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 授業中に適宜指示する。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内での取り組み状況、学期中および学期末の課題内容を総合的に判断して評価をおこないます。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 研究① 目的を考える | |
3 | 研究② 仮説を立てる | |
4 | 研究③ 先行研究を知る | |
5 | 研究④ 仮説の見直し | |
6 | 研究⑤ 研究計画を立てる | |
7 | 研究発表 | |
8 | 研究発表の講評 | |
9 | 研究成果をまとめる① 論文の構成 | |
10 | 研究成果をまとめる② 引用、参考文献の書き方 | |
11 | 研究成果をまとめる③ 草稿の提出 | |
12 | 研究成果をまとめる④ 草稿の修正 | |
13 | 研究成果をまとめる⑤ 最終稿の提出 | |
14 | 研究報告の完成 | |
15 | 総括(秋学期の振り返り) | |
16 | 定期試験期間 | |