【講義概要】
国際協力基礎演習2では、国際協力基礎演習1に引き続き、より高度なアカデミック・スキルを身につけることによって、関連分野の調査・研究の方法を学習し、専門的知識の習得力を向上させるとともに、そのために必要なプレゼンテーション能力の一層の展開を図ることを目指します。国際協力学科に関連する題材(途上国と開発、国際援助、開発と保全、国際協力体制、国際機関と組織、当面する地球的課題など)に沿って、受講生各自がテーマを設定し、文献調査などを通して情報の収集、整理、分析などの作業を行い、そのとりまとめの作業に取り組みます。また、それらの成果をクラスの中で発表し、相互に批判・評価を行うことも体験します。さらに発表後に、クラスメンバー、教員等からのコメントや指摘を受け、発表内容をより精緻なものに改善し、最終的には報告書として取りまとめて提出します。
【学習到達目標】
国際協力に関連する多様な分野やテーマの中から自らの学習対象を選択する。
・国際協力をテーマとした議論に参加し、意見を発表する態度を向上させる。
・自己の意見を的確に表現するための技能をブラッシュ・アップする。
・具体的な学習分野や対象地域を想定した調査・まとめの作業を実践する。
・国際協力分野に関する学習成果のプレゼンテーションを経験し、成果物を完成させる。
【履修上の注意】
毎回の授業に関する詳細な内容は、各教員からアナウンスされるので、よく確認してください。
この演習のクラスの仲間が、2年次秋学期の専門科目学習の基礎となります。したって、単なる仲良しグループではなく、共同作業で学習を進めるための仲間づくりが望まれます。
【事前準備学習】
授業には積極的に参加し、毎回、あらかじめの準備をしたうえでこの授業に臨めるよう事前学習・事後学習に努めてください。そのためには授業時間以外に、時間と場を設けてグループ学習を推進する必要があります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『*UNDP人間開発レポート 2014年』 国連開発計画 国際協力出版会 2014年 『*社会科学系統大学院生のための研究の進め方』 ダン レメニイ 他 同文館出版 2002年 『参加型開発:貧しい人々が主役となる開発へ向けて』 斉藤文彦(編集) 日本評論社 2003年 春季の教科書を同じです。 春季の教科書を大切に保存しておいてください。 同じものを使います。
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参考書 |
その他、授業に必要な教材は、全部CCSの教材ボックスに掲載されます。 この授業は基本的にはぺーパーレスです。 予習復習は、CCSに掲載されたパワーポイントや資料を参考にしてください。教科書は必ず購入してください、必須です。 教科書は一生の財産です、大切に扱ってください。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内での取り組み状況、学期中および学期末の課題内容を総合的に判断して評価を行います。
出席率は重視します、4回以上の欠席は不可となります。 期末試験4割、リサーチアウトライン2割、出席率3割、授業中の参加1割をベースに判断します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 秋季に関するオリエンテーション | |
2 | リサーチワークショップ1 目的設定 | |
3 | リサーチワークショップ2 データ収集分析 | |
4 | リサーチワークショップ3 結果と提言 | |
5 | 個人のリーサーチの中間報告 | |
6 | リーサーチ課題設定と作業の実践 | |
7 | 開発協力に携わる実践家の経験を聞く | |
8 | AUDIO VISUALデータを使用した研究 | |
9 | 参加型PRA ワークショップ基礎 | |
10 | 参加型PRA ワークショップ発展 | |
11 | 外国人の求める日本の国際協力1 ODA | |
12 | 外国人の求める日本の国際協力2 民間の協力 | |
13 | リサーチアウトラインの作成 | |
14 | 参加型の観察実習 | |
15 | 各自のリサーチ成果発表 | |
16 | 定期試験 | |