【講義概要】
物理療法学の講義で学んだ知識を元に、各物理療法機器の特徴・適応疾患・禁忌事項について理解を促し、臨床で応用する手技・能力を修得する。また科学的思考に基づいて物理療法を選定し、使用できる能力を身につけるために、実験実習を通じて物理的エネルギーの生体への影響を検討する。
【学習到達目標】
各物理療法機器の基本的構造と治療目的を説明できる。
各物理療法機器を安全に使用するためのリスク管理を説明できる。
各物理療法機器の操作手順を理解し、安全に実施できる。
各物理的刺激による生体反応を説明できる。
【履修上の注意】
物理療法学で学んだ各物理的刺激の性質を理解し、生体反応や適切な使用法を学習すること。
【事前準備学習】
物理療法学で学んだ各物理的エネルギーによる生体反応を再確認し、各種物理療法ツールの使用方法、注意事項、禁忌について学習しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『EBM物理療法』 渡部 一郎 監訳 医歯薬出版 2006 『標準理学療法学「物理療法学」』 網本 和 編集 医学書院 2008 『シンプル理学療法学シリーズ物理療法学テキスト』 細田多穂 監修 南江堂 2008 『理学療法学テキスト「物理療法学」』 千住秀明監修 神陵文庫 2009 |
指定図書 | 『最新物理療法の臨床適応』 庄本康治 文光堂 2012.3 |
【評価方法】
授業に対する積極性、レポート、試験などにより総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 物理療法総論 | |
2 | 温熱療法の概要 | |
3 | 温熱療法の実際1 表在熱(ホットパック | |
4 | 温熱療法の実際2 表在熱(パラフィン) | |
5 | 高周波療法の概要 | |
6 | 温熱療法の実際3 深部熱(極超短波) | |
7 | 温熱療法の実際4 深部熱(超音波) | |
8 | 寒冷療法の概要 | |
9 | 寒冷療法の実際1 コールドパック | |
10 | 寒冷療法の実際2 アイスマッサージ | |
11 | 寒冷療法の実際3 極低温療法 | |
12 | 水治療法の概要 | |
13 | 水治療法の実際1 部分浴 | |
14 | 水治療法の実際2 気泡浴 | |
15 | 光線療法の概要 | |
16 | 光線療法の実際1 近赤外線 | |
17 | 光線療法の実際2 遠赤外線 | |
18 | 電気刺激療法の概要 | |
19 | 強さ時間曲線およびクロナキシー | |
20 | 電気刺激療法の実際1 刺激周波数の違い | |
21 | 電気刺激療法の実際2 感覚への影響 | |
22 | 電気刺激療法の実際3 低周波療法 | |
23 | 電気刺激療法の実際4 干渉電流療法 | |
24 | 電気刺激療法の実際5 経皮的電気的神経刺激法 | |
25 | 機械的刺激療法の概要 | |
26 | 牽引療法の実際1 頸椎牽引 | |
27 | 牽引療法の実際2 牽引角度の違いによる影響 | |
28 | 牽引療法の実際3 腰椎牽引 | |
29 | 牽引療法の実際4 牽引力 | |
30 | 振動刺激療法 | |
31 | 演習まとめ | |
32 | 授業総括及び試験 | |