【講義概要】
世界のさまざまの人々の生活様式をとらえる映像作品をもとに、日本と諸外国との文化および社会の共通性と差異を比較検討する。まず身近な異文化として、日系ブラジル人たちのドキュメント、混血児のドキュメンタリー作品から日本における異文化の問題を取り上げ考える。次にフランス、ドイツ、イギリス、アメリカなどで製作された映像作品から、日本と欧米のものの見方や考え方の違いに着目しつつ、そこから日欧米の社会と文化を比較考察する。
【学習到達目標】
世界の様々な生活様式について知見を深め、日本の状況との比較考察から、異文化への理解を深めると同時に複眼的な視座を得る。
【履修上の注意】
毎回映像作品を扱うので、よく観察しメモを取り、各作品に表象される事柄の時代的文化的背景を探り、日欧米の文化や思考方法を比較検討すること。
【事前準備学習】
復習課題、または予習課題を課す。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『映画でめぐるドイツ : ゲーテから21世紀まで』 青地伯水 編 松籟社 2015 『図説ドイツの歴史』 石田勇治 編 河出書房新社 2007 『ヨーロッパ覇権史』 玉木俊明 ちくま新書 2015 『世界史とヨーロッパ』 岡崎勝世 講談社現代新書 2003 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎回のコメントカード50%と筆記試験50%により総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 『パリ20区、僕たちのクラス』2008年フランス映画 | |
2 | 『ロスト・イン・トランスレーション』2003年アメリカ映画 | |
3 | 『孤独なツバメたち』2012年日本・ブラジル映画 | |
4 | 『移民の記憶』1997年フランス映画 | |
5 | 『ハーフ』2013年日本映画 | |
6 | 『世界がもし100人の村だったら』2003-2004年ドキュメンタリー | |
7 | 『世界がもし100人の村だったら』2005-2009年ドキュメンタリー | |
8 | 『おじいさんの里帰り』2011年ドイツ映画 | |
9 | 『イン・ディス・ワールド』2003年イギリス映画 | |
10 | 『ソフィアの夜明け』2009年ブルガリア映画 | |
11 | 『堕天使のパスポート』2002年イギリス映画 | |
12 | 『イロイロ』2013年シンガポール映画 | |
13 | 『ゲート・トゥ・ヘヴン』2003年ドイツ映画 | |
14 | 『もんぜん』1999年ドイツ映画 | |
15 | 総括と討論 | |
16 | 筆記試験期間 | |