名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限国際社会学春A名古屋 22人見 泰弘WY2342

【授業情報】

表示する



講義概要

日本で暮らす私たちは、外国製の商品を使い、外国人とコミュニケーションをし、外国文化を体験することが「当たり前」になっている。こうしたモノやヒトや文化は、なぜ国境を越えてきたのだろうか。

この授業では、学生が、グローバリゼーションと呼ばれる現象が、私たちの生活にどう関わっているのかを考える。まずグローバリゼーションがどのような現象であるかを検討する。続いて、ヒト・モノ・カネのほか、言語や宗教、テロや汚染、病気や患者など、国境を越えて移動する物事をトピックごとに取り上げ、それらが移動するようになった理由と背景、その影響について検討する。最後に、まとめとふりかえりを行う。

なお、この授業では毎回、テーマに関連する小課題に取り組む時間を設ける。単位取得のためには欠かせない作業となるので、継続的にクラスに参加できないと履修は難しいと考えてほしい。

授業の構成や進め方、課題や成績評価などは、初回のガイダンスで説明する。受講する学生は、必ずこのガイダンスに出席すること。



【学習到達目標】

①学生が、どんな「物事」が国境を越えて移動するのかを説明できる。
②学生が、なぜそうした「物事」が国境を越えて移動するのかを説明できる。
③学生が、グローバリゼーションが各地にもたらす影響を説明できる。



履修上の注意

題材として国境を越える「物事」を幅広く取り扱うとともに、学部・学科の関連科目を履修するうえでの背景知識の習得も目指す。
なお、外部講師による講演会、学外実習などが企画されることもある。



【事前準備学習】

国際連合(UN)、国際移住機関(IOM)、世界貿易機関(WTO)、国際通貨基金(IMF)、世界保健機関(WHO)などのホームページを見て、国際社会で起きている諸問題にふれておいてほしい。また日頃から新聞やニュースなどを見ながら、国際的な社会問題について見聞きしておいてほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『アンビシャス 社会学』 櫻井義秀ほか編 北海道大学出版会 2014
授業は、パワーポイントのハンドアウトなどを使用する。
参考書『グローバル・ソシオロジーⅠ』 R. コーエン&P. ケネディ 平凡社 2003
『グローバル・ソシオロジーⅡ』 R. コーエン&P. ケネディ 平凡社 2003
『グローバリゼーションとは何か』 伊豫谷登士翁 平凡社 2002
『新版 グローバリゼーション』 M. スティーガー 岩波書店 2010
この他の文献は、授業中に紹介する。
指定図書『グロ-バリゼ-ションとは何か : 液状化する世界を読み解く(平凡社新書:150)』 伊豫谷登士翁著 平凡社 2002.8

評価方法

国際社会学は、最終試験(50%)、中間試験(30%)、平常点(20%)の総合点によって評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス
2国際社会学の基礎:グローバリゼーション論の射程
3発展と格差:資本のフレキシビリティと生産活動の国際化
4発展と格差:国際労働力移動の拡大と多様化
5発展と格差:性別分業と再生産労働の広がり
6普遍性と個別性:言語の資産価値
7普遍性と個別性:国際観光業の発展
8普遍性と個別性:宗教文化の交流と衝突
9まとめと中間試験
10ライフスタイルの変容:医療・健康・病気
11ライフスタイルの変容:スポーツ文化の国際化
12グローバル社会への挑戦:犯罪と正義
13グローバル社会への挑戦:環境問題とグローバルガバナンス
14グローバル社会への挑戦:国境を超える社会運動
15グローバリゼーションの現代的課題
16定期試験期間