名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限(再)保育内容指導法(表現・造形)秋A瀬戸 22梶浦 恭子SM2121

【授業情報】

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講義概要

 これまでの子どもへの見方の認識を問い直し、そこから、幼稚園教育要領に示された幼稚園教育の基本、資質・能力、育ってほしい姿と、五領域についてと、五領域の内の領域「表現」のねらい及び内容についての理解を深める。また、全体の構造を理解する。さらに、「表現(造形)」を深めるために、ねらい及び内容のポイントを、主体的、対話的に探り、読み取り、まとめ、発表し、理解する。アプローチカリキュラム、スタートカリキュラムの具体例を取り上げ、小学校以降の教科や学習内容とのつながりを考え、理解する
最近の学問的知見や諸外国の実践の動向をDVDや資料より知り、関心を向け、保育構想の向上に取り組むことができる。領域「環境」に関わる視聴覚教材などのICTやその実践の具体例を示す資料を利用し、現場で活かされる効果的なあり方を、理解する。
指導案の枠組みに何を記入記述するのか理解し、物的・人的環境視点から考えて、指導案作成に取り組む。幼稚園教育要領から引用しイメージをもって案の構想できる。幼児の発達やその子らしさが表現される内容であることや、幼児の遊びの過程を大切にした工夫がみられる。



【学習到達目標】

幼稚園教育において育みたい資質能力を理解し、幼稚園教育要領にある領域「表現」のねらいと内容について、背景にある専門領域との関連を具体的に理解し、深め、「表現」の概要が言葉や演習、指導計画によって説明ができる。
幼児の発達に即して、主体的・対話的で深い学びが実現する過程を通して、幼児への指導、援助方法など、具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身につける。



履修上の注意

・表現・造形の課題には幼児理解をふまえた内容を思考し、イメージ豊かな表現を、仲間(他者の刺激を受容しながら)と時空を共有し、集中して取り組む(1回ずつが採用試験と思い仕上げる、ていねいに仕上げる場合も加点される10回の授業過程中に提出可)
・指導案の作成には、自分で調査したり提示された資料を利用したりして、自分なりの方法に置き換えて工夫やアイディアを出しながら指導計画の立案を行う
・提出に向けて、計画案に困難や問題がある場合には、早めの助言や指導を願い出る
・定期試験においては、総合的な理解を確認する 
・作品、レポート、指導計画の課題は期日までに仕上げることが基準とする



【事前準備学習】

・各自が事前に連絡された必要な道具や用具などの身支度を準備して受講する。
・課題の参考資料、文献は必ず読み、朱線を入れるなどして内容を理解して授業に臨む。
・受け身ではなく、考え、アイディアを出せるよう、資料調査や素材を選択し、試作するなどして授業で提示する。
・授業後のレポートは、速やかに振り返り、自己評価を記述してまとめる。
・作品、排出されたごみ類など、身の回りの環境は、自分たちの利用する教室環境と大切に思い整理整頓に心がけ次回に臨める環境つくりをする。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『「幼稚園教育要領」』 文部科学省 フレーベル館 平成29年告示
参考書『幼児造形の研究』保育内容「造形表現」』 辻康秀 萌文書林 2014
『保育をひらく造形表現』 槇英子 萌文書林 2008
『幼稚園・保育園実習における遊びの指導』 教育出版 鈴木政次郎 小澤恒三郎 岡本富郎 阿部恵 2002
『保育っておもしろい!』 九州合研常任委員会編 かもがわ出版 2014
『乳幼児の発達と保育~こころとからだを育てる遊びの環境~3歳児4歳児5歳児』 医学映像教育センター 2016
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

定期試験において総合的な理解を確認する(40点満点評価)
事前事後課題(資料読みや文書調査や朱線引き、提出レポート)への取り組みと理解度をチェックする(25点)
指導計画の立案作成のアイディア、工夫(環境構成、資料からの工夫)等を評価する(25点)
環境整備(10点)、



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1「子どもという存在」認識と幼稚園教育の基本、資質・能力、育ってほしい姿、領域「表現」
2幼児期の表現の特性と造形活動と領域「表現」のねらい・内容
3保育の中にあるえがく・つくる具体と幼児期の表現の特性
4夢中になって遊ぶ・仲間と関わることと小学校との連携・接続
5えがく・つくる活動の土台と幼児の表現力が育つ視点の持ち方
6発達の傾向と各時期の指導上の留意点
7仲間と戸外散策し、幼児のように五感で季節を体感し、一人遊びや人とのかかわりを記録
8 秋の自然に親しむ自然物を用いた遊びを生みだし、幼児が何を楽しむか考察・記録(表現)
9身近な材料で遊ぶ造形表現 海外の幼児造形の動向、レッジョ・エミリアからの学び
10「こころとからだを育てる遊びの環境」映像から幼児の発達、動きと感性の育ち
11専門領域を背景にした領域「表現」の視聴覚情報機器の利用の具体
12専門領域を背景に領域「表現」活動の保育指導計画とねらい(幼稚園教育要領参考に)
13領域「表現」活動の保育計画 幼児の好きな身近な材料や保育内容
14領域「表現」活動の保育計画と人的環境、物的環境視点からの指導方法
15保育指導計画案の模擬保育実施と提示作品構想・交流
16定期試験