【講義概要】
習慣的な運動・スポーツ実践により健やかな発育や健康長寿が期待できる。ところが習慣的に運動・スポーツを実践するには、生涯スポーツ社会が構築され、運動・スポーツをしようとする人に対して社会が支援する必要がある。そこで本講義では、地域社会における生涯スポーツについて、国内外の施策や情報を紹介し、幅広い視野から今後の生涯スポーツの在り方について考えさせる。
また,生涯スポーツ社会の実現には、受講生自らがスポーツを実践するだけでなく、スポーツ指導者として他者にスポーツを指導する、あるいはクラブを運営するための制度を理解させる。さらにライフステージごとに求められる安全で楽しみながら実践できるスポーツ種目やその方法を紹介し、人生のいかなる時期においてもスポーツ活動が必要であることを理解させる。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・国内外における生涯スポーツの現状および施策について説明できるようになる。
・生涯スポーツ社会実現へむけた制度を理解し、将来同分野で活躍できるようになる。
・スポーツ活動によるhealth benefits を学び、ライフステージに適したスポーツ活動の在り方を理解し、実践・指導できるようになる。
【履修上の注意】
・授業への出席は大前提である。
・授業開始時刻に出席カードを配布するので、その時までに着席しておくこと。
・講義では板書を多用するので、ノートを準備して望むこと。
・授業中の携帯電話・スマートフォン等の通信機能を有する電子機器の使用は、指示した場合を除いて厳禁とする。
【事前準備学習】
競技スポーツから健康運動、さらには趣味としてのスポーツ活動について関心を持っておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『生涯スポーツ実践論 : 生涯スポーツを学ぶ人たちに 改訂3版』 川西正志, 野川春夫編著 市村出版 2012 |
参考書 | 『中高年者の元気長寿のための運動プログラム第2版』 田中喜代次、重松良祐、中垣内真樹 編著 有限会社 ナップ 2010 『クラブつくりの4つのドア―「総合型地域スポーツクラブ」育成マニュアル』 文部科学省 株式会社 アドスリー 2002 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・開講数の2/3以上の出席者に対して評価をおこなう。
・授業内の中間テスト(40%)、定期試験(40%)、課題(20%)により総合的に評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 生涯スポーツ社会の実現に向けて | |
2 | 諸外国の生涯スポーツ施策 | |
3 | 日本の生涯スポーツ施策の変遷 | |
4 | 現在の生涯スポーツ施策,地域のスポーツ施策 | |
5 | 生涯スポーツとヘルスプロモーション | |
6 | 生涯スポーツ社会における総合型地域スポーツクラブの必要性 | |
7 | 総合型地域スポーツクラブ(設立から醸成) | |
8 | 総合型地域スポーツクラブ(自主運営に向けた取り組み) | |
9 | 中間テスト、スポーツ活動における安全管理 | |
10 | スポーツ指導者に関する資格とその役割 | |
11 | ライフステージ別にみたスポーツ活動の在り方(幼少年期) | |
12 | ライフステージ別にみたスポーツ活動の在り方(青年期) | |
13 | ライフステージ別にみたスポーツ活動の在り方(中年期) | |
14 | ライフステージ別にみたスポーツ活動の在り方(高齢期) | |
15 | 障がい者のスポーツライフ | |
16 | 定期試験期間 | |