【講義概要】
日本の医療費は増加の一途を辿っている。厚生労働省は、国民の医療費を削減しようと、生活習慣病やメタボリックシンドロームを問題視し国民に訴えているが、なかなかその成果は目に見えてこない。このような現状を解説すると共に、本講義では、予防すべき疾病として「生活習慣病」「がん」「感染症」の3つを中心に、その実態と予防の方法に関して解説する。
また、未来の大人である子どもの予防すべき疾病について、学校保健、養護社会学および発育発達の視点から解説する。これらのことを通じて、自己の健康の維持増進と疾病予防について積極的に実践する態度を養うことを本講義の目的とする。特に、食生活の基本について予防医学との関連から重点的に解説する。
【学習到達目標】
疾病予防が、自己の健康維持のためだけでなく、国の財政負担を減らすことにもなるという視点をもつことができるようになること。
積極的に、疾病の予防的態度を選択し実践できるようになり、他者の健康についても自己と同様に考えることができるようになること。
【履修上の注意】
自己の生活を振り返り、健康というものをどう考えるのか、常に問う態度で講義に臨むことが望ましい。
【事前準備学習】
配付レジメを十分に読んでから受講すること。
受講後は、講義内容をノートに整理し深い理解へとつなげること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 講義の中で、随時オリジナルレジメを配付する。 |
参考書 | 講義中に適宜紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 生活習慣病 | |
2 | がん | |
3 | 感染症 | |
4 | 子どもの疾病と養護社会学 | |
5 | 生活習慣 喫煙飲酒 | |
6 | 循環器疾患の予防 | |
7 | 肥満の予防 | |
8 | 糖尿病の予防 | |
9 | 血清脂質異常の予防 | |
10 | メタボリックシンドローム | |
11 | 結核 | |
12 | 食生活の基本 | |
13 | 地球環境問題と食糧 | |
14 | 食育 | |
15 | 演習:自己の食生活・食習慣を振り返る | |
16 | 定期試験期間 | |