名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限英語翻訳入門秋A名古屋 22米山 雅浩FE2325

【授業情報】

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講義概要

 翻訳には高いレベルの語学力が要求される。外国語の読解力、異文化理解、日本語の語彙、文意に応じた文体を操るセンス、このどれが欠けても正確な翻訳は覚束ない。
 この講義では、(1)英語を日本語へ翻訳するうえで障害となる、両言語の構造上の相違点の数々に着目し、(2)プロの翻訳家の訳文を参考に、日本語らしい表現や文体上の工夫を学び、(3)実際に様々なジャンルの英文を訳すことにする。誤訳から学ぶことも多いので、学生やプロによる誤訳(と思われるもの)の実例の数々を取り上げ、誤訳が生じるメカニズムの一端を解明したい。
 また、受講者数にもよるが、一方的な講義は避け、演習の要素を多分に含ませたいと考えている。積極的な授業参加を期待するが、そのためには、相応の予習が必要になる。



【学習到達目標】

(1)日本語の語彙力と文体上のセンスを高め、(2)英語を正確に読む力を養い、(3)読み取った英文を達意の日本語に訳す。



履修上の注意

言うまでもなく、この講義ですべてが解決することはありません。これまでに読んだ英文の量、書いた日本語の量が大きくものを言います。Penguin Readersなどのグレーデッド・リーダーズや翻訳小説を読むことをお勧めします。



【事前準備学習】

授業中に何度も発言を求められます。シラバスの講義テーマ(授業予定)に沿って、しっかりと予習してください。宿題も高い頻度で課されます。必ず期限内に提出できるようにしましょう。また、授業で扱いきれない量の練習問題をCCSに用意してあるので、必ず解いておいてください。それも試験範囲に入ります。解答例は試験前に提供します。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書こちらでファイルを用意します。ダウンロードと印刷は各自で行ってください。
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

期末試験(80%)、授業中の発言や小テスト(20%)。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1翻訳ソフトの翻訳、学生の翻訳
2翻訳家の翻訳
3日本語らしい表現を求めて
4日本語を磨く練習問題:口語英語編
5日本語を磨く練習問題:硬い英語編
6名詞中心の英語を日本語に:無生物主語
7名詞中心の英語を日本語に:動詞の名詞化
8名詞中心の英語を日本語に:練習問題
9文構造の把握
10辞書の訳語が使えない例
11ジョークの翻訳
12日本語を磨く練習問題:より柔軟な日本語を
13新聞の翻訳
14誤訳が生じる背景
15日本語から英語への翻訳:詩と小説
16定期試験期間