名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限英米文学入門春A名古屋 22米山 雅浩

【授業情報】

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講義概要

 この科目は「入門」と名付けられており、講義では研究より鑑賞に主眼が置かれることになる。また、英語を読み解く作業よりも、文学テキストの意味や価値を考えることにより多くの時間を割くべきなので、実験的で難解な作家よりは、主題の提示の仕方が素直で文章も平易な作家を選ぶことにしたい。
 この講義で扱う教材は短編小説中心とする。初回の講義では補助教材を配布するが、2回目からは指定教材を使う。長さや英語の難しさに偏りがあるので、読み易い作品から読むようにする。したがって、教科書の順番どおりに授業が進まないことに注意したい。
 文学作品を講読する講義では、何より予習が求められる。あらかじめ当該の小説を読まずに、講義が理解できるとは思えない。予習を試みても、英語が難しくて十分にあらすじが読み取れないこともあるかもしれない。予習の助けとして、毎回の講義のあとで次に読む作品の簡単な梗概を伝えることにするが、質問があれば講義中でもオフィス・アワーでもそれ以外の時間でも、遠慮なく尋ねてもらいたい。



【学習到達目標】

本講義では以下の学習到達目標を定めている。
(1)英語で書かれた小説を正確に読む力を身につける。
(2)小説の登場人物の人生をよく観察し、他人を洞察する力を高める。
(3)小説の時代背景を知ることを通して、アメリカ社会に対する理解を深める。



履修上の注意

小説を原語で読むため自ずと学生に対する要求水準が高くなります。加えて、毎回あらすじや鑑賞文を書いてもらうので、予習に十分な労力をかけなければ単位が取得できません。開講時(履修変更可能な時に)、過去5年間の履修者の成績分布をお見せします。熟考のうえで履修を決めてください。



【事前準備学習】

予習をしなければ始業時の小テストに解答できません。必ず予習をしてください。どうしても英文が読めないこともあるかもしれませんが、その時はネット上に助けになる情報が見つかる場合もあるので、手間を惜しまず準備してください。授業後はその週の小説のあらすじを再確認して、長く記憶に残るようにしておいてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『American Accent: Selected Short Stories』 西村満男(編) NAN'UN-DO(南雲堂)
教材は10週目で読了。11週目からはプリントを配布します
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

小テスト(100%)。小テストとは具体的には、その日に扱う(扱った)小説のあらすじ、鑑賞文、解釈文を書いたり、CCSのアンケートに答える等のことを言います。ほぼ毎週行います。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1poems and lyrics
2E. Caldwell, "The Strawberry Season"
3E. Hemingway, "Indian Camp"
4W. Saroyan, "Snake"
5K. A. Porter, "The Grave"
6I. Shaw, "The Girls in their Summer Dresses"
7C. McCullers, "The Sojourner"
8E. Welty, "A Curtain of Green"
9T. Capote, "Miriam"
10J. Steinbeck, "The White Quail"
11popular lyrics: "Hotel California," "My Hometown"
12E. A. Poe 「黒猫」
13K. Chopin, The Story of an Hour
14W. C. Williams, The Use of Force
15Brief Summary
16定期試験期間