【講義概要】
本講義では、全く初めて経済学を学ぶ受講者を対象として、ミクロ経済学の基本を学ぶ。
経済学の目的は、貴重な資源を効率的に利用し、社会をより豊かなものとすることといえる。効率的な利用には、市場メカニズムが重要な役割を果たす。そのため、市場メカニズムに対する理解は重要だといえる。経済学は大きく分けると、「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」に分けることができる。「マクロ経済学」は、一国全体の経済の動きに関して景気や失業といった内容を分析する。
具体的には、まずマクロ経済指標の解説を行い、その上で財市場、貨幣市場における政府や金融機関の役割について学習する。
【学習到達目標】
マクロ経済学考え方を理解するために以下を学習到達目標とする
(1)経済学の概念と専門用語を理解すること
(2)マクロ経済学に用いる基本的な計算が行えるようになる
(3)実際の社会で起こっている事象を経済学的な視点からも理論的に考察出来るようになる
【履修上の注意】
講義中に適宜解説するが、2次関数などを用いるため、数学についてある程度復習しておくこと
講義中の私語等については平常点から減点を行う
【事前準備学習】
次回の授業範囲を予習し、疑問点を整理しておくこと
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『『マンキュー入門経済学 (第2版)』』 N.グレゴリー.マンキュー 東洋経済新報社 2014 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
原則、試験100%で評価します。
ただし、授業態度が悪い場合には相応の減点をする場合があります。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 経済学の原理~マクロ経済学編~ | |
2 | 国民所得の測定① GDPとは | |
3 | 国民所得の測定② 実質と名目 | |
4 | 物価の測定~消費者物価とは~ | |
5 | 生産と成長① 生産性の役割と決定要因 | |
6 | 生産と成長② 経済成長と公共政策 | |
7 | 失業のメカニズム | |
8 | 貯蓄、投資と金融システム① 金融市場の例 | |
9 | 貯蓄、投資と金融システム② 貸付資金市場の理論 | |
10 | 貨幣システム① 貨幣とは | |
11 | 貨幣システム② 貨幣の需給均衡 | |
12 | 総需要と総供給① 総需要曲線 | |
13 | 総需要と総供給② 総供給曲線 | |
14 | 総需要と総供給③ 経済変動の要因 | |
15 | まとめと練習問題 | |
16 | 定期試験期間 | |