【講義概要】
本講では、社会学を確立させるのに貢献した3人の社会学の巨匠、すなわちE.デュルケム、G.ジンメル、M.ウェーバーを中心的にとり上げます。そして、かれらの社会学の方法と理論をわかりやすく解説しながら、かれらの社会学の社会学史上の意義をさぐっていきます。
【学習到達目標】
現代社会を理解し、分析するのに役立つ社会学的な思考方法を習得すること
【事前準備学習】
ほぼ毎回資料を配布しますので、それをもとに復習すること
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『マックス・ウェーバーとエートス』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 1990 『新版 ゲオルク・ジンメルの思索 ー社会学と哲学ー』 岡澤憲一郎 文化書房博文社 2015 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験60点、平常点40点(授業態度30点、小テスト10点)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 社会諸科学と社会学 | |
2 | 成立期の社会学 1 : A.コント(フランス)とH.スペンサー(イギリス) | |
3 | 成立期の社会学 2 : ドイツ、アメリカ、日本のばあい | |
4 | 集団論の展開 : F.テン二エス、Ch.H.クーリー、R.M.マッキーバー | |
5 | 確立期の社会学 : 3人の社会学の巨匠 デュルケム、ジンメル、ウェーバー | |
6 | E.デュルケム : 「社会的事実」の学問 | |
7 | デュルケムの『社会分業論』と『自殺論』 | |
8 | G.ジンメル : 形式(純粋)社会学 | |
9 | ジンメルの『社会学の根本問題』 | |
10 | ジンメルの宗教社会学と生の哲学 | |
11 | M.ウェーバー : 理解社会学 | |
12 | ウェーバーの『経済と社会』 ー 「西洋文化の合理主義」 ー | |
13 | ウェーバーの宗教社会学 ー 「近代の経済エートス」の形成 ー | |
14 | 3人の巨匠たちの社会学史上の意義 | |
15 | 現代社会学の動向 | |
16 | 定期試験期間 | |