【講義概要】
この講義は少人数の演習形式の授業です。受講生は4~6人のグループを作り、グループで協力しながら提示されたテーマについて【データ・資料による基礎調査】→【ライバルの設定と比較】→【強み・弱みの把握】→【戦略・提案の検討】→【実地調査やアンケート調査】→【戦略・提案のブラッシュアップ】→【プレゼンテーション】に至るまでの一連のプロセスを自分たちの力で行います。
2017年度秋学期のテーマは、「名古屋学院大学現代社会学部の人気アップのための戦略を考える」です。このテーマは昨年度に続いて2年目です。皆さんがよく知っている「名古屋学院大学現代社会学部」という教育サービスという”商品”をどのようにもっと中身を良くして、受験生が買いたくなるようにするかを一緒に考えていきたいと思います。
皆さんは大学を卒業して民間企業に就職すると、「どうすれば他社より売り上げを増やせるか」、「どのようにしてライバル店からお客を奪うか」というようにさまざまな競争に身を置くことになります。競争は民間企業に限りません。公務員になっても、「どうやって隣の市より人口や税収を増やせるか」など競争は存在します。好む・好まざるに関わらず、社会人になると競争と無縁ではいられません。
この講義では、与えられたテーマを通して、競争に勝つための戦略の立て方を学びます。ただ、「競争に勝つ戦略の立て方」といっても何か特殊な発想法や奥義秘伝があるわけではありません。この講義で扱うのは極めてオーソドックスな手法です。また戦略というのは“夢物語”ではいけません。予算や人員など与えられた条件の中で最善の方法を考えてもらいます。講義の最終回には他の先生や職員の方を招いてプレゼンテーションを予定しています。本来は戦略を実践するところまでやるのが理想的ですが、時間的制約からこの講義では戦略をプレゼンテーションするところまでとします。ただし学生という立場で実践できることもあると思いますので、この講義で学んだことを受講生がその後の学生生活に活かすことで、実際にこの学部の人気アップにつながることを期待しています。
【学習到達目標】
この講義では、社会に出てから必要とされる、「競争に勝つための戦略の立て方」と、それに必要な様々な「スキルの習得」を目指します。
【履修上の注意】
・定員は16名です。定員を上回る履修希望がある場合はGPAが高い順に受講者を決めます。
・演習形式の授業であることから通常の授業とは異なり欠席が4回に達すると失格とします。(病気など正当な理由がある場合は除く)
・講義は単に話を聞くだけでなく積極的に参加することを求めます。参加意欲が低いと判断した場合は失格とします。
・他大学の視察(オープンキャンパス)や合同大学説明会などで2日程度学外での活動を行うかもしれません。
・学外活動は主に休日に行う予定です。その場合相当コマ数分の平日の講義を休講とします。
・課題解決型授業のため調査の進行状況により毎回の講義内容は適宜変わることがあります。
【事前準備学習】
必要に応じて次回の講義のためのプリントを配りますので必ず目を通してきてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への取り組み姿勢、個人レポート、グループプレゼンテーションをそれぞれ均等の割合で評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 受講ガイダンスとグループ決め | |
2 | 大学の人気は何で決まるか | |
3 | ライバル大学の情報を集めよう~大学展・大学フェア | |
4 | 名古屋学院大学現代社会学部の強みと弱み | |
5 | グループ調査のテーマ選定 | |
6 | 仮説設定と調査方法の検討 | |
7 | 調査の実践①~実地調査、またはアンケートの企画・設計 | |
8 | 調査の実践②~実地調査、またはアンケートの入力・基本集計 | |
9 | 調査の実践③~実地調査、またはアンケートのクロス集計・分析 | |
10 | 調査の実践④~実地調査、またはアンケート結果の評価・検討 | |
11 | 戦略検討の手法 ~ SWOT分析 | |
12 | 名古屋学院大学現代社会学部の人気アップ策 | |
13 | 戦略の磨き方 | |
14 | プレゼンテーション準備 | |
15 | 最終プレゼンテーション | |
16 | 定期試験期間 | |