名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限プロジェクト演習A春A名古屋 22江口 忍GD2316

【授業情報】

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講義概要

 この講義は少人数の演習形式で進めていきます。受講生は3~4人1組のグループを作り、グループで協力して提示されたテーマについてデータ・資料の収集や実地調査、ヒアリングなどを交えながら、【現状把握と課題の認識】→【課題解決のための仮説立案】→【仮説の妥当性・実現可能性の検討】→【プレゼンテーション】までを自分たちの力でやり通します。
 
 2017年度春学期のテーマは、「あおなみ線沿線地域の活性化策を考える」です。
 
 「あおなみ線」は、2004年に開業した名古屋駅と名古屋港の金城ふ頭を結ぶ歴史の浅い鉄道です。あおなみ線の開業は名古屋市の中で発展が遅れているといわれる市の南西部(中川区・港区)の活性化につながることが期待されていました。しかし、あおなみ線の利用者数は開業前の予測を大きく下回り、開業6年目には400億円を超える債務超過に陥って名古屋市など関係機関の財政支援を受けることになりました。ただ、あおなみ線は利用者数が開業以来ほぼ一貫して増加基調にあり、また地道な経営改善努力の甲斐もあって近年は経営状況が改善しています。
今年2017年の4月には終点の金城ふ頭に日本初の「レゴランド」がオープンします。レゴランドの開業によりあおなみ線の利用者数は大幅な増加が見込まれています。こうした追い風が吹く中で、この講義の受講生には、特にレゴランド開業の効果を直接受ける金城ふ頭駅以外の「途中駅の利用者」を増やすことで沿線を活性化させる具体策を提案してもらいたいと思います。

 なお講義の最終回には、あおなみ線のトップや名古屋市港区、中川区の地域活性化担当、新聞記者などを前にプレゼンテーションを行う予定です。会社や行政から評価され、新聞に取り上げられるようなクオリティーの高い提案を期待します。




【学習到達目標】

  この講義では、グループによる課題の認識から解決策の提案までのプロセスを通じて、社会で求められる「他者と協力して何かをやり遂げる経験」をするとともに、「課題解決に必要な様々なスキルの習得」を目指します。



履修上の注意

・定員は16名です。定員を上回る履修希望がある場合はGPAが高い順に受講者を決めます。
・通常と異なり欠席が3回に達すると失格とします。(病気など正当な理由がある場合は除く)
・初回講義で履修者とグループを確定させるため欠席すると受講できません。
・講義は単に話を聞くだけでなく積極的に参加することを求めます。参加意欲が低いと判断した場合は失格とします。
・以下の日程で学外での活動を予定しています。
  4月24日(月)の午後(港区のあおなみ線本社で2コマ分)
  6月3日(土)の昼を挟んだ4時間程度(あおなみ線沿線のどこかで2コマ分)
  7月24日(月)の午後(あおなみ線本社で1コマ分)
・5月1日、5月29日、6月5日は休講です。
・4月24日と7月24日は4限の授業に間に合いませんので木曜4限の講義を履修する場合には注意してください。



【事前準備学習】

必要に応じて次回の講義のためのプリントを配りますので必ず目を通してきてください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業への取り組み姿勢、個人レポート、グループプレゼンテーションをそれぞれ均等の割合で評価します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1受講ガイダンスとグループ決め
2あおなみ線と沿線地域(中川区・港区)を知る
3あおなみ線を体験する①~まずは乗ってみよう(学外)
4あおなみ線を体験する②~あおなみ線職員の方から話を聞く(学外・第3回と連続)
5あおなみ線と沿線地域の課題抽出
6グループ調査のテーマ選定
7仮説設定と調査方法の検討
8現地調査①(学外)
9現地調査②(学外・第8回と連続)
10現地調査報告会
11あおなみ線の利活用による沿線地域の発展策を考える
12追加調査およびプレゼン準備
13クラス内プレゼンテーション
14プレゼンのブラッシュアップ
15最終プレゼンテーション(学外)
16定期試験期間