【講義概要】
人間は,生物としての発達のみならず,社会的生活者として心理・社会的な発達をも遂げながら生涯を全うしていく存在です(このような視点から人間をとらえようとする概念を『人間発達』といいます)。その意味で,人間にとって,生理的発達と心理・社会的発達は切っても切れない関係にありますが,実は職業的キャリアの発達もそれらと密接に関わっています。つまり,職業的キャリアのことをキチンと考えようとすると,人間発達との関連を視野に含めることが必須なのです。本授業では、映像資料を題材とする議論と調査を中心に、現代人の発達と職業的キャリアの関係の諸相について理解を深めていきます。
【学習到達目標】
①人間発達と現代人のキャリアに関する基礎的観点を理解する。
②上記について、調査データ等の客観的根拠に基づき考察・検討することができる。
【履修上の注意】
①映像教材を視聴し、それを題材とした議論・調査・発表を中心に進めます。「就活に直接的に役立つ知識の修得」という段階から一歩抜け出て,現代キャリアの「真実」を知りたい・考えたいという人の履修を歓迎します。
②議論・調査・発表に取り組む意欲のない人は履修しないでください。
【事前準備学習】
大学生のキャリア形成に関する本や報道などの内容に常日頃から関心を持つようにしてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 必要に応じて授業中に指示します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
100点満点中60点以上を合格とします。配分:授業への取り組み態度(とくに、調べ学習やディスカッションへの積極的参加を重視する)50点・中間テスト20点・期末レポート30点
・本授業では,欠席は3回までとします(=欠席4回以上は不合格)。
・欠席1回につき、5点減点。遅刻1回につき、3点減点。
・2親等(祖父母・両親・きょうだい)以内の忌引き、部活公式試合、インフルエンザ(他の病名・ケガは不可)の場合のみ、公欠扱いを考慮します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 人間発達とは何か | |
3 | 乳・幼児期の発達 | |
4 | 学童期の発達 | |
5 | 青年期の発達 | |
6 | 成人期の発達 | |
7 | 高齢期の発達 | |
8 | 調査発表①(人間発達) | |
9 | 現代人のキャリア発達の課題(就職活動) | |
10 | 現代人のキャリア発達の課題(「コミュ力」) | |
11 | 現代人のキャリア発達の課題(成果主義) | |
12 | 現代人のキャリア発達の課題(フリーターとニート) | |
13 | 現代人のキャリア発達の課題(「女性活躍」) | |
14 | 調査発表②(現代人のキャリア発達) | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |