【講義概要】
減災福祉まちづくり演習の上級編です。避難意識と行動について考えます。
みなさんは、大学にいるときに大きな地震が来たら、自分はどうするだろう、と考えたことはありますよね。減災福祉まちづくり演習は、さまざまな活動を通じて、このことを考えてきました。あわせて、自分たち若くて元気な人だけでなく、高齢者や障がい者についても、想像力を働かせて学習してきました。
この演習では、改めて自分たちの意識と行動について確認します。具体的には、名古屋学院大学の学生はどのくらい災害時にとるべき行動について知っているのかを、社会調査の手法を使って調べます。
クラスで調査した結果は、演習のおわりに、大学生の減災意識向上の提案としてまとめたいと考えています。
受講生には、積極的な参加を強く求めます。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
1.減災福祉まちづくりを体得する
2.他者との協力的関係を築ける
3.多様な意見を尊重できる
【履修上の注意】
1.第1回目のガイダンス時に履修者を確定します。よって、第1回目を欠席すると履修登録はできません。
2.減災福祉まちづくり演習を履修済みであるか、同時に履修する必要があります。
3.座学ではないので、積極的に演習に参加する人を募集します。
【事前準備学習】
参考文献を読み、メディア等を通じて情報収集をおこなってください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』 矢守克也・吉川肇子・網代剛 ナカニシヤ出版 2005 『被災地デイズ:時代QUEST』 矢守克也編著 弘文堂 2014 『減災と市民ネットワーク~安全・安心まちづくりのヒューマンウェア~』 三舩康道 学芸出版社 2012 『災害ユートピア:なぜそのとき特別な共同体が立ち上るのか』 レベッカソルニット 亜紀書房 2010 『12歳からの被災者学: 阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵』 土岐憲三・河田恵昭・林春男監修 日本放送出版協会 2005 他にも、参考図書は適宜紹介します。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
まちづくりの前に、授業づくり。授業への参画(60%)、期末レポート(40%)を目安に総合的に評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス | |
2 | 災害史を知る | |
3 | 名古屋の被害想定を知る | |
4 | 下調べインタビューの準備 | |
5 | 下調べインタビュー | |
6 | 下調べインタビューからわかること | |
7 | アンケート調査票の設計 | |
8 | アンケートの試行 | |
9 | アンケート実施 | |
10 | アンケートの分析 | |
11 | 結果まとめ | |
12 | 減災意識啓発コンテンツの検討 | |
13 | 減災意識啓発コンテンツ作成 | |
14 | 減災意識啓発コンテンツの完成 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |