名古屋学院大学シラバス


                シラバス

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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
集中 環境法集秋名古屋 23池内 博一LG3322

【授業情報】

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講義概要

高度に発展した現代社会においては、地球温暖化、大気汚染、水質汚濁、資源枯渇などの環境問題がますます深刻さを増している。それに加えて、現代人の生活環境の影響により、騒音、振動、悪臭、土壌汚染なども問題となっている。社会の持続可能な発展のためには、これらの環境を悪化させる要因を除去・防止し、環境を保全することが私たち人間社会の大きな課題である。そこで、このような課題に対処するために、環境に関する様々な法律や条約が定められている。環境に関わる法律としては、国の環境政策の基本的方向を示す「環境基本法」をはじめとして、「水質汚濁防止法」、「大気汚染防止法」、「廃棄物処理法」などの各環境関連法が定められている。また、地球環境に関わる国際条約としては、「京都議定書」、「気候変動枠組み条約」などがある。本講義では、まず、今日における環境法の生成過程を概観しながら、環境法の意義や基本原則などを学ぶ。その後、各環境関係法について個別的に学んでいく。また、事例学習として、重要な環境判例を取り上げ、環境紛争とその法的解決方法について考える。



【学習到達目標】

①環境法の意義や基本原則を理解し、個別の環境関連法や国際条約の内容を知る。
②環境問題に関する新聞記事や裁判例を読み、その法的な解決方法を検討できるようになる。
③環境法の理解を通して、社会に役立つ法的素養を身につける。



履修上の注意

①私語・無断欠席・途中退出は厳に慎むこと。
②積極的な態度で受講すること。
③環境問題や環境法に興味をもつこと。



【事前準備学習】

①受講にあたっては、あらかじめ参考書等で次回の講義予定部分を予習しておくこと。
②受講後は、次回の講義までに、配布した講義レジュメを復習しておくこと。
③日頃から、新聞や雑誌、インターネットなどで、環境問題に関連する記事を読んでおくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は特に指定しない。
参考書『『環境法<第3版>』』 大塚直 有斐閣 2010年
『『環境法 〔第4版〕』』 阿部泰隆=淡路剛久 有斐閣 2011年
『『環境法入門 〔第2版〕』』 公告尚史ほか 有斐閣 2012年
『『18歳からはじめる環境法』』 大塚直 法律文化社 2013年
『『環境法判例百選[第2版]』』 淡路剛久ほか編 有斐閣 2011年
※上記の参考書は代表例です。それぞれが自分に合った参考書を読んでかまわない。 ※六法を必ず持参すること。出版社等は問わない。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

①試験・・・・70%
②平常点・・・30%
※試験は学習到達度確認の方法によって評価する。
※平常点は授業態度・その他を総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1講義ガイダンス
2環境法とは何か
3環境法の生成過程
4環境法の基本原則
5環境基本法
6大気汚染防止法
7水質汚濁防止法
8廃棄物処理法
9環境影響評価
10リサイクルと法
11地球温暖化と法
12生物多様性と法
13その他の環境関連法
14環境重要判例の検討①
15環境重要判例の検討②
16総括(まとめと学習到達度確認)