【講義概要】
大学に入学し、講義がはじまると、みなさんは高校までの授業と大きく違うことに気づき、とまどうかもしれません。たとえば、授業時間は50分から90分と長くなります。高校までは、いつも一緒のクラスでほとんど同じ教室で学習していたのに、大学では、毎時間違う仲間と違う教室で授業を受けることになります。授業の進め方も、先生によってかなり違ってきます。また大学では、自分で調べ、考え、整理し、論理的に文章をまとめることが求められます。みなさんのそんなとまどいに応えるのが基礎セミナーです。
大学生活をより有意義に送るために、名古屋学院大学とはどんな大学か、学部にはどんな先生がいるか、学内にはどんな施設があり、どのように利用するかを知るとともに、学生生活を送るうえでの基本的な心構え(ソーシャル・スチューデント・スキル)を養います。また、大学での学習方法、レポートの書き方、個人やグループでおこなう発表方法などを身につけます。さらに、身近な課題を解決するような学習方法(PBL)を体験します。
とくに国際協力学科では多文化理解や国際文化協力の学習を確実にするための方法や技術、あるいは文章作法などに関する基礎的な学修をしますが、つねにその教材として国際協力のための素材が用いられます。専門的な学修を念頭に置いた基礎学習作業として、この基礎セミナーの時間を有効に活用するようにしましょう。
【学習到達目標】
・大学生活はこれまでの高校生活とどのように違うのかを知る。
・大学生活における自己管理、学修を優先した時間管理ができる。
・名古屋学院大学の建学の精神と歴史が理解できる。
・名古屋学院大学の学生として自覚を持ち、キャンパス内でのマナーを知り、実行できる。
・名古屋学院大学が立地する地域(熱田区・瀬戸市)に関心をもつことができる。
・大学で仲間づくりができる。
・大学生としての学習スキルを身につけることができる。
・国際協力を体系的に学習する基礎をしっかりと身につける。
・国際社会で貢献できる人間になる基礎固めをする。
【履修上の注意】
毎回の授業に関する詳細な内容は、各教員からアナウンスされるので、よく確認してください。
基礎セミナーのクラスの仲間が、1年次のその他科目のメンバーの基本にもなります。まずは、このクラスでの仲間づくりが望まれます。
とりわけ、国際文化学部では学内での学習に加えて現実の社会でも活動や日本の内外で展開されている国際理解・国際交流活動などへの強い関心が求められます。基礎セミナーを単なるホームルームとしてとらえるのではなく、これからの学習の基礎的単位(学習グループ)として活発なクラス活動を展開してください。
【事前準備学習】
生活習慣を整えて、毎回、積極的かつ元気にこの授業に臨めるよう準備してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『2017 スタンダード 基礎セミナー』 名古屋学院大学 基礎セミナー分科会編 2017 毎回、必ず持参すること。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業内での取り組み状況、学期中および学期末の課題内容を総合的に判断して評価をおこないます。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | A1 充実した大学生活を送るために(学部全体学習) | |
2 | A2 名古屋学院大学のことを知ろう | |
3 | A3 CCSの使い方・メールの送り方 | |
4 | B0 大学は学問をするところ | |
5 | B1a 大学でのノートの取り方 | |
6 | B1b 文章構成の把握と要約の仕方 | |
7 | B1c 論理的思考力を身につけよう! | |
8 | B1d 大学(本学)での情報収集の仕方 | |
9 | B2a レポートの構成・作成の手順 | |
10 | B2b レポート作成様式の整え方 | |
11 | B2c 引用の仕方・参考(引用)文献リストの作り方 | |
12 | B2d 基本的なパワーポイントの使い方 | |
13 | B2e 基本的なプレゼンテーションの仕方 | |
14 | B2f 基本的なディベートの仕方 | |
15 | 総括(春学期の振り返り) | |
16 | 定期試験期間 | |