【講義概要】
本講義では、現実社会で引き起こされている人権侵害・否定が私たち自身の日常生活とどのように繋がっているのかについて、具体的な事例をもとに学習していきます。私たちと一見すると無縁に見える人権問題とのつながりを見ていくことで、そのような現実をどのように変えていけるのか、についての理解、思索を深め、行動に移していけるようにしていきます。
【学習到達目標】
1)世界で引き起こされている人権侵害・否定の問題と、自分自身との繋がりについて、構造的に理解すること。
2)そのような現実への理解を通して、自分自身の生き方、行動をどのように変革できるかについて思索を深め、行動に移すこと。
【履修上の注意】
授業で取り上げるテーマは授業時に学ぶだけでなく、日常的に関心を持ち続けることで、より深く、詳しく理解できるものです。そのために、以下のような日常的な関心持続をお願いします。
1)新聞、インターネットなどで授業で取り上げるテーマについて事前に情報を集めます。
2)授業で取り上げたテーマについて、授業後は日常的に関心を持ち続けます。
3)学外での学習の機会を適宜紹介します。
【事前準備学習】
前項で挙げたように、授業で取り上げるテーマについて、事前に新聞、インターネットなどで情報を集めておけば、授業での理解がより深まります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点で50%を占めます。残りの50%は15回の講義中に5回課題を出し、それらを採点します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 世界の現状を知るためのワークショップ | |
3 | 開発と人権① -タンザニアの開発現場での経験- | |
4 | 開発と人権② -マレーシアのプランテーションと私たち- | |
5 | 開発と人権③ -東南アジア各地のエビ養殖池と私たち- | |
6 | 開発と人権④ -全体のまとめ- | |
7 | 経済政策と人権① -IMFの構造調整計画(SAP)と「途上国」の人々- | |
8 | 経済政策と人権② -TPP(環太平洋パートナーシップ協定)と私たち- | |
9 | 死刑制度と人権① -死刑廃止の趨勢と日本の対応- | |
10 | 死刑制度と人権② -死刑制度をどう考えるか- | |
11 | 身近な人権問題① -身近な人権問題を出し合う- | |
12 | 身近な人権問題② -身近な人権問題に対する理解を深める- | |
13 | 身近な人権問題③ -身近な人権問題にどう対処するか- | |
14 | 様々な人権問題の連関をどうとらえるか | |
15 | 私たちにできることを考える | |
16 | 定期試験期間 | |