名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限こどもスポーツ教育論秋A瀬戸 21中野 ・四方田SM1103

【授業情報】

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講義概要

本講義は、こどもを対象としたスポーツ教育の入門として位置づける。こどもへのスポーツ教育は、乳児期まで遡れば、体育的要素よりも、からだ育てとしての要素が大きく、広く子育ての取り組みの全体を意味するとも考えられる。幼児期にいたっても同様の要素は存在するものの、近年では、より早期からの運動への取り組みが求められていることもあり、体育的要素も現れてくる。さらに、児童期では、前半において運動技能の多くの要素が習得される重要な時期であり、児童期後半ではすでに運動技能の優劣は明確になっているとの指摘すらある。
本講義では、このような発育発達期を通した、からだ育て、体育、スポーツの考え方を理解する。具体的には、幼児期から小学校前期にかけては、児童の体つくりや、運動欲求、それに対する指導者の働きかけについて概観する。さらに、小学校の中期から後期の児童については、その発達段階に応じた体育の授業と体育的行事、学校や地域での運動遊びやスポーツ活動をどう指導すべきかについて、幅広い視野で基礎的な検討を行う。
※COC地域志向科目



【学習到達目標】

幼児期・児童期の運動・スポーツの意義について理解する。
子どもの運動発達の特徴と運動・スポーツ活動の効果について理解する。
子どもの運動習慣、運動能力の課題を踏まえ、運動の指導者の役割を説明できる。



履修上の注意

・授業中の発表やグループ活動などに積極的に参加すること。
・配布資料のファイリングやノートの整理を心掛けること。



【事前準備学習】

配付資料および参考図書の予習、復習を行うこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『幼児期における運動発達と運動遊びの指導』 杉原隆、河邉貴子 ミネルヴァ書房 2014
『幼児期運動指針ガイドブック―毎日、楽しく体を動かすために』 文部科学省 サンライフ企画 2013
『小学校学習指導要領解説(体育編)』 文部科学省 東洋館出版社 2008
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業態度(20%)、提出課題や授業中の発表(30%)、試験(50%)を総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1運動、スポーツの教育的視点、子どもの運動の意義
2運動能力と体力の捉え方
3乳幼児期から児童期の運動発達の特徴
4幼児期の心、認知機能の発達の特徴
5幼児期の発達の特徴を踏まえた運動指導の在り方
6幼児期の運動発達に影響を与える要因
7幼児期の運動能力、生活習慣の現状と課題
8児童期の体力・運動能力の現状と課題
9児童の運動発達過程からみた運動指導の指針
10学習指導要領における体育の目標
11小学校の体育授業の現状と課題
12学級経営、児童の社会性と体育
13体育集会、運動会の企画と運営
14地域社会、家庭における子どものスポーツ活動
15授業の総括
16定期試験期間