【講義概要】
本講義は機能障害診断学・演習を引き継いだ講義として進める。すなわち、機能障害診断学・演習では理学療法評価の意義目的について学び、基本的な評価(検査・測定)の実践により、そこから導き出された問題点から障害像を把握し、治療計画の立案まで進めることであった。ここでは、疾患(障害)に対し適する応用的な検査・測定を学び、疾患(障害)の診断的意義についても理解するように進める。行った評価(検査測定)の目的について説明ができ、結果についても考察できるよう、実践的理学療法評価ができるよう講義する。
【学習到達目標】
疾患(障害)に対し適する応用的な検査・測定を学び、疾患(障害)の診断的意義についても理解できるようにする。行った評価(検査・測定)の目的について説明ができ、結果についても考察できるよう、実践的理学療法評価ができるようになること。
【履修上の注意】
3年次末に実施する臨床実習を念頭に置き、理学療法評価を自らが実施し判断できるように意識して演習に取り組むこと。
また本講義は活動制限診断学演習と対の講義であるため、別々に受けることはできない。
【事前準備学習】
講義テーマごとの課題に主体的に取組んで下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『理学療法評価学テキスト(シンプル理学療法学シリーズ)』 星文彦, 伊藤俊一, 盆子原秀三 南江堂 2010 『ベッドサイドの神経の診かた』 田崎義昭 南山堂 2010 |
参考書 | 『理学療法評価学(標準理学療法学)』 内山 靖 医学書院 2004 『理学療法評価学』 柳澤 健 メジカルビュー 2011 『理学療法評価法 第3版(理学療法学テキスト:Ⅱ)』 中島喜代彦, 千住秀明 神陵文庫 2011 『理学療法評価学 第3版』 松澤正 金原出版 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 神経学的検査(感覚検査) | |
2 | 神経学的検査(表在反射反射、腱反射、病的反射) | |
3 | 運動発達系の評価:正常な運動発達 | |
4 | 姿勢反射および反応 | |
5 | 脳神経・脳血管障害検査 | |
6 | 高次脳機能障害評価 | |
7 | 小脳運動失調などの運動障害(協調運動障害)に対する評価 | |
8 | まとめ 試験① | |
9 | 上位・下位ニューロン障害 | |
10 | 検査バッテリー(評価、検査法各種) | |
11 | 動作観察 意義 | |
12 | 動作観察 臥位-起き上がり、座位-立ち上がり立位-歩行 | |
13 | 各種症例 問題点の抽出 | |
14 | まとめ 試験② | |
15 | 総括 試験フィードバック含む | |
16 | 障害学評価の統合と解釈 | |