名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限教職原論春A瀬戸 21水谷 茂SM1106

【授業情報】

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講義概要

 この講義は、教育職員免許法による「教職の意義に関する科目」です。教職の意義を考え、教員の役割、職務内容(研修、服務及び身分保障等を含む)を正しく知ることにより教職に対する理解を深めることで、教職を目指す人が自らの適性を判断し、進路選択に資する機会になることを目的としています。講義では、教職を学級担任・教科指導を行うのが「教師」であるという狭義の捉え方ではなく、教職全般について多面的に理解していきます。具体的には、学校組織、教員養成の歴史や現状、教員の身分や任用、教員の服務や身分保障について学びます。また、教師という進路を考えたきっかけや自分が出会った教師を振り返りながら、自分がどのような教師を目指していくのかについて具体的なビジョンをもちます。あわせて、現在、教育現場が抱えている諸問題についても考えながら、これからの教師に求められる資質について考えていきます。
 講義の進め方は、まず、各テーマに関する基礎的な事項について講義によって伝えます。その後で、講義のテーマに沿った課題を提示しますので、話し合いを通して課題解決を図りテーマについての理解を深めていきます。主にグループ活動を中心にして進めていきますが、相互交流や全体でのシェアリングも積極的に取り入れて、主体的・対話的で深い学びを目指します。グループ協議では、班員が司会や記録・発表等の役割を交替して受け持ち、各自が責任を分担しながら互恵的に学んでいきます。



【学習到達目標】

・ 教職の意義や教員の役割、教員の職務内容について正しく理解する。
・ 教員養成の歴史や現状を理解するとともに、理想の教師像がどのようなものなのかを具体的に把握する。
・ 日本の学校現場が抱えている問題から、教師に課せられた課題を理解する。
・ 目指す教師像を明確にもつ。 



履修上の注意

  講義で配布するプリントや資料をきちんとファイルし繰り返し読み直したり、自ら新たな情報を入手したりして、学習内容の定着・深化に努めてほしい。講義の最終日には、学習のまとめとして自分のポートフォリオ(講義ノート・プリント類・自作資料等をまとめたもの)を使って、「教職原論」で学んだ内容全体のリフレクションを提出します。



【事前準備学習】

 事前の学習については、「講義のテーマ」に関する情報をインターネット・参考書・新聞等で積極的に収集して、問題意識を高めてから講義に参加し、主体的・意欲的な態度で臨んでほしい。
 事後の学習については、学習した内容を講義ノートに整理するとともに配布プリントや自作資料等といっしょにファイルして、いつでも使える状態にしておいてほしい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は指定しません。必要に応じて資料等を配付します。
参考書『教職概論』 佐藤晴雄 学陽書房 2015
『新しい時代の教職入門』 秋田喜代美・佐藤学編著 有斐閣アルマ 2015
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

筆記試験40%   振り返り対話シート30%   中間まとめレポート20%  リフレクション10%
筆記試験:定期試験の結果から評価します。(40点)
振り返り対話シート:毎回、講義の最後にその日学んで気付いたことや考えたことを日誌風にまとめて提出します。(2点×15)
中間まとめレポート:講義の2講~5講、6講~8講、9講~11講、12講~14講の学習内容について、A4サイズ
1枚程度にまとめて提出します。(5点×4) 
リフレクション:講義の総括として、どのような力がついたのか具体的に自己評価して提出します。(10点)




【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション
2教職の意義、
3教員養成の歴史と現状
4教員の任用と服務、身分保障、分限
5教師の役割と職務内容
6学校組織と運営、教師の職場環境
7教師の資質向上と研修
8学級経営
9教科指導
10生徒指導
11道徳教育
12特別支援教育
13保護者との連携・協力
14教育実習の意義と心得
15教職への進路選択、教職原論のまとめ
16定期試験期間