【講義概要】
この講義の目的は、受講生諸君に会計学とはどのようなものであるかという基礎的な知識を身に付けてもらうことにある。
会計の主要な体系には
・会計には、決算書として一般に公表する会計報告は、どのような形式で作成し、その内容はどのようなものでなくてはならないかを学習する「財務会計」
・会計報告が決められた手順で作成されているかを評価する手法を学習する「監査」
・経営者が戦略を立てるときや、戦術の効果を測定するなどに役立つ手法を学習する「管理会計」
・日常の業務を体系的に記録するための技法として「簿記」
などがある。
まずは財務会計の基礎事項を学習し、さらに管理会計や監査について基礎知識を学習することにより、会計学全体の体系が把握できるよう説明する予定である。
【学習到達目標】
会計学について、基本的事項を理解することである。
【履修上の注意】
3分の1を超えて授業を欠席する者は失格とします(→次年度再履修)。
正当な事由による欠席と思われるものは「欠席届」を提出すること。
下記の【講義テーマ】は予定であり、変更することがあります。
【事前準備学習】
「簿記入門」程度の知識・理解が必要です。テキストと計算器を毎回持参して下さい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『検定簿記講義 3級商業簿記』 渡部・片山・北村 中央経済社 平成29年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験および授業への取り組みの姿勢(授業中の態度等)を総合的に評価する。
学則の規定を満たしていない者は失格とする。また、私語や規定時間以上の遅刻・途中退席等、授業態度不良者とみなした場合は失格とすることもある。。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 春学期の復習 | |
2 | 手形取引(1)約束手形 | |
3 | 手形取引(2)手形記入帳 | |
4 | 有価証券の取引 | |
5 | 固定資産の取引 | |
6 | 資本金・引出金 | |
7 | 収益・費用の意義・分類 | |
8 | 収益・費用の見越・繰延 | |
9 | 伝票会計(1) | |
10 | 伝票会計(2) | |
11 | 決算と財務諸表(1)決算手続き、試算表、棚卸表 | |
12 | 決算と財務諸表(2)精算表 | |
13 | 決算と財務諸表(3)精算表 | |
14 | 決算と財務諸表(4)決算振替手続と帳簿締切 | |
15 | 決算と財務諸表(5)損益計算書・貸借対照表 | |
16 | 定期試験期間 | |