【講義概要】
本講義は、簿記一巡の手続きにおける中級レベルの商業簿記を修得することを目的とする。
具体的には、日本商工会議所主催の簿記検定２級（日商簿記２級）の商業簿記の範囲を中心に展開する。
複式簿記にもとづく簿記システムを通して、企業の様々な取引を記録する処理方法を学習し、企業の経営成績や財政状態を測定する仕組みを理解する。
【学習到達目標】
①商業簿記検定２級レベルの簿記技術を修得する
②各種簿記取引の意味を理解する
【履修上の注意】
①「簿記１・２」の内容を理解していることを前提に講義を展開する
②電卓電卓（10桁以上）を用意すること（電卓を新たに購入する場合は、12桁のものを推奨する）
【事前準備学習】
「簿記１・２」の講義内容を復習しておくこと
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、１週間借りることができます。（一部貸出不可の図書もあります。）
| 教科書 | 教科書は初回講義時にお知らせします。 |
| 参考書 | 『テキスト初級簿記 第2版』 渡部裕亘・北村敬子・石川鉄郎（編著） 中央経済社 2013年 |
| 指定図書 | －指定図書は、登録されていません。－ |
【評価方法】
期末試験１００％
私語等の授業態度不良者は退出および失格とする
【講義テーマ】
| 回数 | テーマ | テーマURL |
| 1 | イントロダクション 簿記１・２の内容による実力確認テスト | |
| 2 | 現金預金取引（１） 銀行勘定調整表 | |
| 3 | 現金預金取引（２） クレジット売掛金 | |
| 4 | 商品売買取引（１） ３分法 売上原価の計算 | |
| 5 | 商品売買取引（２） 商品在高帳 先入先出法 | |
| 6 | 商品売買取引（３） 商品在高帳 平均法 | |
| 7 | 商品売買取引（４） 商品評価損と棚卸減耗損 | |
| 8 | 手形取引（１） 手形の裏書と割引 | |
| 9 | 手形取引（２） 手形の更改と不渡 | |
| 10 | 手形取引（３） 電子記録債権・債務 | |
| 11 | 手形取引（４） 偶発債務 | |
| 12 | 有価証券取引（１） 売買目的有価証券 | |
| 13 | 有価証券取引（２） 評価 | |
| 14 | 有価証券取引（３） 満期保有目的債券 | |
| 15 | 有価証券取引（４） 償却原価法 | |
| 16 | 定期試験期間 | |