【講義概要】
財務諸表を作成する際に準拠するのが、会計基準である。
会計ビッグバンと呼ばれる会計制度改革が行われ、わが国の会計基準は国際的な会計基準と調和してきている。その最たるものの1つとして、公表される主要財務諸表が個別重視から連結重視への変更点があげられる。その変更によって、会計情報の質が変化し、その結果、企業も従来の個別経営の考え方から企業集団としての連結経営を重視する方向へと発展しているのである。
本講義の目的は、財務諸表について、とりわけ連結財務諸表に関する基本概念、基本構造およびその関連性を理解することにある。そのための具体策として、本講義では出来るだけ多くの演習問題を解いていく予定である。
【学習到達目標】
財務諸表の構造および関連性を理解すること
財務諸表の分析ができるようになること
【履修上の注意】
学習状況に応じて講義計画を変更する場合がある
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『会計学の基本 第2版 ―基礎から現代の会計―』 加藤盛弘・志賀理・上田幸則・川本和則・山内高太郎・豊岡博著 森山書店 2013年 |
参考書 | 『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』 國貞克則著 朝日新書 2013年 『財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方』 國貞克則著 朝日新書 2012年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験 60% 平常点(受講態度、小テスト等) 40%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 試算表とは | |
3 | 利益とは | |
4 | 貸借対照表と損益計算書の関連性 | |
5 | 貸借対照表の構造 | |
6 | 貸借対照表の読み方(流動比率分析) | |
7 | 貸借対照表の読み方(固定比率分析) | |
8 | 損益計算書の構造 | |
9 | 損益計算書の読み方 | |
10 | キャッシュ・フロー計算書とは | |
11 | 営業活動キャッシュ・フロー | |
12 | 投資活動キャッシュ・フロー | |
13 | 財務活動キャッシュ・フロー | |
14 | 財務諸表の基本構造 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |