名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限英語学概論1春A名古屋 21赤楚 治之FE1301

【授業情報】

表示する



講義概要

 このコースの主な目的は、「英語」とはどのような言葉であるのかを理解するです。つまり、みなさんが中学・高校で学んできた英語という言語はどのようなものであるのかを客観的に眺めてみることになります。これは「教養ある英語の話し手」になるためにも重要です。そのために、英語という言語に関する最低限必要な知識(常識)を学習することになります。授業では、テキスト『英語についての26章』の前半部(第1章から第13章まで)を扱います。各章のトピックに関する内容を教科書によって学んで行きます。その際に、背景となる情報に関しても授業の中で解説します。また、YouTubeから採ってきた短め(3~5分)の、関連するビデオ映像(使用言語は英語)を毎回観ます。そのあとに振り返り学習として、毎回、ミニッツを書いて提出します。興味のある話題について自分で調べ学習をすることが望ましいと考えています。いっしょによいクラスを作り上げましょう。



【学習到達目標】

到達目標は、英語や言語一般に関する基本的教養を身に付けることです。授業修了時には、英語やことば・言語に関しての関心が高まります。



履修上の注意

大学生だから勉強したいという学生を対象にしています。学びたいという学生を応援します。



【事前準備学習】

授業の導入部では教科書の問題(並び換え問題)を解きます。時間がかかる場合には、その部分を家で予習しておくことが効率的です。また、当日の授業で取り上げるトピックをシラバスやテキストの目次で確認してきてください。教科書の英文に事前に目を通すことが英語力アップになります。授業後はCCSの自学自習の問題に取り組んでください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『Twenty-Six Short Essays on English』 Akaso, Herlofsky, and Shimizu 英宝社 2013年
 教科書の日本語タイトルは『英語についての26章』です。
参考書『現代英語学へのアプローチ』 山内・北林編 英宝社 2014年
図書館(2階)の指定図書コーナーにみなさんの参考になる図書が置いてあります。その中のいくつかを授業中に紹介しますが、自分でも興味のあるものを進んで読んでみましょう。
指定図書『A Comprehensive grammar of the English language』 Randolph Quirk [et. al.] Longman 1997
『言語を生みだす本能 上・下』 スティーブン・ピンカー著 日本放送出版協会 1995.6-1995.7
『発見の興奮 : 言語学との出会い』 中島平三著 大修館書店 1995.3
『滅びゆくことばを追って : インディアン文化への挽歌』 青木晴夫著 岩波書店 1998.1
『An Introduction to Japanese linguistics』 Natsuko Tsujimura Blackwell Publishers 1996
『Syntactic theory and the structure of English : a minimalis』 Andrew Radford Cambridge University 1997
『言語 : ことばの研究序説』 エドワード・サピア著 岩波書店 1998.11
『言語の構造 : 理論と分析 意味・統語篇』 柴谷方良[ほか]著 くろしお出版 1982.10
『実践・言語技術入門 : 上手に書くコツ・話すコツ』 言語技術の会編著 朝日新聞社 1990.2
『日英語対照による英語学概論 増補版』 西光義弘編集 ; 窪薗晴夫[ほか]著 くろしお出版 1999.1
『The handbook of Japanese linguistics』 Natsuko Tsujimura Blackwell Publishers 1999
『The English language』 David Crystal Penguin Books 1990
『The mother tongue : English & how it got that way』 Bill Bryson Avon Books 1991
『生成文法がわかる本』 町田健著 研究社出版 2000.1
『English syntax and argumentation』 Bas Aarts Palgrave 2001
『亡びゆく言語を話す最後の人々』 K.デイヴィッド・ハリソン著 ; 川島満重子訳 原書房 2013.4
『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』 ガイ・ドイッチャー著 ; 椋田直子訳 インターシフト 2012.12
『言語学の教室 : 哲学者と学ぶ認知言語学』 西村義樹, 野矢茂樹著 中央公論新社 2013.6
『もしも英語ができたなら… : ネイティブ講師が教える「脱・ペーパースピーカー」の秘訣』 デビッド・バーカー著 アルク 2004.2
『英語と仲直りできる本 : ネイティブ講師が教える英語上手の秘訣』 デビッド・バーカー著 アルク 2003.4

評価方法

毎回の提出物50点 定期試験50点



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1英語学イントロダクション
2The Study of Language
3British English and American English
4English as a world language
5Linguistics, Language, and Culture
6Registers
7Language, Cultutre, and Categorization
8First Language Acquisition
9The Study of the Sounds of Language
10Names in English
11Language Contact and Borrowing
12Language Variation
13Meaning in Words and Sentences
14Japanese English
15英語学と英語学習
16定期試験期間