【講義概要】
現在、日本経済は解決を迫られている様々な問題に直面している。それらの問題に取り組むためには、まずはその問題が生じた歴史的経緯を知らなければならない。そうでなければ、上滑りな解決策しか提示できず、問題をさらに困難にしかねない。
本講義では、戦後日本経済が辿ってきた大まかな歴史を学び、現在の日本経済がいかにして成立してきたのかを学ぶ。講義内容は、戦後日本経済を復興期、高度成長期、安定成長期、バブル崩壊以降の4期に分け、それぞれの時代に特徴的な出来事、経済社会構造を示すというものである。4つの時代がどのようにつながっているのかについて意識しながら受講してほしい。
本講義は、ディプロマポリシーの主に「経済社会に関する関心と基本的理解」「経済社会を洞察するための能力」に関連している。また、CCSを用いた議論を行うという点で、カリキュラムポリシーのICTを用いた教育に対応している。
【学習到達目標】
戦後日本経済の歴史についての基礎的な知識を身につけること。
【履修上の注意】
真剣に受講している学生の迷惑となるので講義中の私語は厳禁である。もちろん、積極的な質問を歓迎する。
【事前準備学習】
普段から新聞で日本経済に関する記事を読むようにしておくこと(目安:毎日30分)。また、受講後は疑問点などについて調べ、積極的に質問すること(目安:毎回30分)。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『日本経済がわかる経済学』 菊本義治他 桜井書店 2007 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | はじめに | |
2 | 復興期-経済の復興・傾斜生産方式など | |
3 | 復興期-経済の復興・朝鮮特需など | |
4 | 復興期-戦後改革 | |
5 | 高度経済成長期-全体像 | |
6 | 高度経済成長期-前半期 | |
7 | 高度経済成長期-後半期 | |
8 | 安定成長期-石油危機など | |
9 | 安定成長期-労使間の動き | |
10 | 安定成長期-プラザ合意など | |
11 | 安定成長期-バブル経済 | |
12 | 平成不況期-全体像 | |
13 | 平成不況期-経済政策 | |
14 | 今後の日本経済 | |
15 | 授業総括 | |
16 | 定期試験期間 | |