【講義概要】
直接触れることのできない「社会」を研究対象とする場合、「注目する事象」の記述・説明が必要となります。この講義では、現代社会入門にて培った視点を活用し、①問題の発見、②仮説の設定、③定量的・定性的な評価といった、社会科学的な研究スキルの獲得を目指します。
講義内では、受講生をスモールグループに分け、リサーチテーマの設定、研究方法の選択、分析・考察の結果について、グループ発表を課すため、プレゼンテーションだけでなくグループワークのスキル向上も意図しています。
【学習到達目標】
①研究に必要な「概念モデル」を設計できる
②仮説の検証に必要なデータを収集・分析できる
③グループで研究成果をまとめ・報告できる
【履修上の注意】
この科目は「講義(座学)」として位置づけられますが、適宜、「演習」形式を取り入れながら展開します。したがって、講義中に提示するディスカッションやプレゼンテーション課題等について、積極的な取り組みを期待します。
【事前準備学習】
・社会学や心理学といった社会科学系の基礎科目を履修しておくことで、本講義の理解がより一層深まります。
・発表はパワーポイントで作成したスライドを用いるため、パワーポイントを使用できるようにしておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | ※指定なし(適宜プリントを配布します) |
参考書 | 『アカデミック・スキルズ-大学生のための知的技法入門-』 佐藤望,湯川武,横山千晶,他. 慶應義塾大学出版会 2006 『社会調査入門』 盛山和夫 有斐閣 2004 『社会調査へのアプローチ』 大谷信介,木下栄二,後藤範章,他. ミネルヴァ書房 1999 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
受講態度、講義時に示す課題およびレポートの成績を総合して評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 「社会」における問題発見 | |
3 | 量的調査の方法/質的調査の方法 | |
4 | 量的調査の企画/質的調査の企画 | |
5 | 量的調査の実施/質的調査の実施 | |
6 | 成果発表会① | |
7 | 量的調査の方法/質的調査の方法(グループ入れ替え) | |
8 | 量的調査の企画/質的調査の企画(グループ入れ替え) | |
9 | 量的調査の実施/質的調査の実施(グループ入れ替え) | |
10 | 成果発表会② | |
11 | リサーチ成果報告会の企画 | |
12 | リサーチ成果報告会の準備(報告要旨の作成) | |
13 | リサーチ成果報告会の準備(スライドおよび原稿の作成) | |
14 | リサーチ成果報告会の実施(前半グループ) | |
15 | リサーチ成果報告会の実施(後半グループ) | |
16 | レポート提出 | |